プリズムの煌めきの向こう側へ

二次元アイドル・アニメ・声優あたりの話題中心で、主に備忘用のメモ

劇場版『SHIROBAKO』

 

見てきた

 

4年後の武蔵野アニメーションは、人も減って下請け回syあに戻っていた、というところから始まる

それが劇場版アニメを元請けすることになり、再び過去の仲間が集まってきて、それぞれ4年間の変化が垣間見えて、という感じで進んでいく

そういう意味では、太郎と大ちゃんコンビがよかった

大ちゃん前向きになったなーって

あと、個人的に「え?」ってなったのは、絵麻と久乃木さんの同棲だった

 

アニメを作ろうのミュージカルシーンよかった

武蔵野アニメーションの過去作が一堂に会する感じと、曲もシンプルな力強さがあって

 

4年ぶりに久しぶりに会ってみんなどうしてたんだろう、という同窓会的な作品で、その点では色々面白かったし、変わらず笑ったり泣けたりする作品ではあった

 

個別のシーンで、よかったなあと思ったのは、舞茸さんがりーちゃんに対して「師匠じゃない、商売敵だ」というところかなー

とはいえ、わりと直球のセリフだったな

全般的に直球というか、特に後半は、メッセージをそのままセリフにしているところが多い印象で、説教くさくなっていないか、というところもなくはなかった

 

新キャラ2人いたけど、2人とも掘り下げがあんまりなかったかな

まあ、新人の制作くんは、むしろあれくらいでいいかなとは思うけど

あやねるの方は、みゃーもりと仲良くなるシーンと、討ち入りのシーンだけで、その2つのシーン自体はよいんだけど、それ以外の出番が全然ないので、あの2つが浮いてる感じが

 

SHIROBAKO、トラブルがあってそれを解決するという形をとるけど、TVシリーズと違って、劇場版では、宮森がプロデューサー(制作進行ないしデスクもまだやってるが)になったこともあってか、トラブルの質が変わってきている。

業界の習慣で、契約があんまちゃんとしてない、みたいなところに端を発するトラブルで、動きのあるシーンで解決できない。

だから、討ち入りシーンにして、無理矢理「動き」をつけちゃってるけど。

 

SIVA、あんまり売れなさそうなタイトルなのがつらい

1,2月の音楽

普段から、Apple Musicにはそこそこお世話になってるが、いやしかし、せっかく使っているんだし、もっと色々聞いてみることにしてみたらどうかとふと思いたち、なんか色々とプレイリストに突っ込んでみた記録

 

 

Unbalance - EP

Unbalance - EP

  • Tomggg
  • エレクトロニック
  • ¥611

 これは1月の新譜情報としてTLで流れてきたから入れた奴

 

Borderless

Borderless

  • 雨のパレード
  • ロック
  • ¥2241

雨のパレードも以前から聞いており、新譜が出てると知って入れた奴

Summer Time Magicとか惑星STRaNdINGとかAhead Aheadとかよいですね

 

 

真っ黒

真っ黒

  • tricot
  • ロック
  • ¥2241

 troicotも同じく

 

 

 ブクガはこれまで、聞いてみるかなーどうしようかなーと思いつつ手を出していなかったところで、いい機会だし、と思って聞き始めてみた。

面白いことやってるなーと思いつつ、この路線だとおさかなちゃんの方が好きかなーとも思いつつ

 

 

ネガイゴト

ネガイゴト

  • Erii
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 入れたけど、まだあんまり聞いてない

 

 

PARADOX - Single

PARADOX - Single

 久しぶりに天ちゃんの曲の聞いた

 

 

Man Steals the Stars

Man Steals the Stars

  • SOIL &“PIMP”SESSIONS
  • ジャズ
  • ¥2241

SOILは昔から好きなんだけど、新譜出てたの気付いてなかったので、このタイミングで入れた

 

 

 knock!knock!とシューティングスター・ランデブーが、とりあえず今んとこ印象に残っている

 

  

Catch The One

Catch The One

 ここらへんから完全新規

Amazon Music内でお薦めでできたりしている中から選んで、全く何者なのか分からず聞いてる

 ポルノグラフィティとかのJ-POP、J-ROCKの系譜の2020年版なのかなーという印象

燃える星とか印象に残る

 

 

Jazz Mesen 2

Jazz Mesen 2

 これは、SOILを聞いてる人におすすめです、ってので出てきた奴

 

 

Hello, Astronauts

Hello, Astronauts

  • Chouchou
  • エレクトロニック
  • ¥1528

 Chouchouは、以前なんか聞いたことがあった

 

 

Sellout

Sellout

  • banvox
  • ダンス
  • ¥2037

  

禁忌

禁忌

  • Buddhahouse
  • エレクトロニック
  • ¥611

  

Sine Wave Party - Single

Sine Wave Party - Single

  • Qrion
  • ダンス
  • ¥611

ここらへんは、おすすめで出てきて、まあ名前知ってるから、普通に外れはしないだろと思って入れた

 

Kinjitou

Kinjitou

  • Reol
  • J-Pop
  • ¥2139

 全然知らなかったけど、ニコニコ動画youtubeあたりから出てきた人らしい

色んなジャンルを混ぜながらポップにしている感じでよい

1LDKはちょっと初期の椎名林檎みも感じられたりして個人的ヒット

 

 

Fdf - Single

Fdf - Single

あーceroの新譜だーと追加した

 

 

消えない - EP

消えない - EP

 toricotを好きな人におすすめで出てきた

新譜としては「絶対零度」というのがあったけど、そっちはあmらいピンとこなかったので、とりあえずこっち

 

 

リバース

リバース

  • pinoko
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥2037

 女性ラップ、というのを今まで全然ちゃんと聞いたことなかったので、というわけでもないのだけど、よさそうだったので

Sunday やSNSがよさげ

 

 

Answer to Remember

Answer to Remember

 なんか3曲だけリストに入れた

 

 

Capture it

Capture it

  • FAITH
  • ロック
  • ¥1833

なんかないかなーってここまでAmazon Music内をうろうろしていたんだけど、何でか自分でもよくわからないんだけど、このFAITHが一番しっくりきた

過去に全然聞いてなかったタイプなんだが

 

 明らかに全然違うんだけど、これの答えが何故かFAITHだったという……

「Fall in Love」とエピソード5.0のターシャ

SOLことSeason of Loveのデビューシングル「Fall in Love」がリリースされた。
現在アプリで配信中のエピソード5.0とあいまって、めちゃ名曲

曲を聴いて受けた印象だけで雑に語ると、明るさと切なさが入り交じった曲で、一言でいうとエモい


まず、この曲は秋の歌となっている(実世界でのリリースは2月だってのにw)。
ナナシスの物語全体の展開が、起承転結の「転」を超えたところにあって、それゆえのナナシスの「秋」という位置づけがまずある。
エピソード5.0の作中の季節もまた秋である。
ナナシスはこれまで春の歌、夏の歌、冬の歌はあったけど、秋の歌は初めてかもしれない(ハロウィンの歌はあったが)。
秋という季節自体が、明るさと切なさの二重性をもった季節だと思う。
夏が終わり少しずつ寒くなっていくという点では少しアンニュイな季節であろう。秋の夜長、読書の秋、芸術の秋というように、内省的な雰囲気が似合う季節でもある。
一方で、今既に述べたように芸術の秋、あるいはファッションの秋、そして紅葉など、色鮮やかな明るい季節ということもできる。
ナナシスの告知文などでは、黄金の季節という形容がなされていたし、「Fall in Love」のジャケットイラストもまた、黄金色に色づいた銀杏によって明るく輝いている。

 

曲調としては必ずしも切なさがある曲ではない。
アイドルユニットのデビュー曲としては、正統な明るめのポップソングといえる。
何より軽快なリズムで始まるイントロが印象的だ。
このイントロ、ほんと好き
また曲展開の特徴としては、2サビキャンセルがあげられるだろう。このあたりも展開もなかなか心憎い。
明るい雰囲気の曲ではあるのだが、一方で盛り上がりすぎないようにおさえているようにも感じられる。

(この2サビキャンセルのところの「色づいた木々たちや~教えてくれるから?」の部分は歌詞もすごくいい)

 

タイトルに「Fall in Love」とあり、歌詞の中にも「恋」という単語が度々出てくるが、しかし、いわゆる恋の歌ではない。
ナナシス曲の作詞クレジットには、SATSUKI-UPDATEとカナボシ☆ツクモという2つの名義が使われているのはよく知られるところだが、「Fall in Love」はSATSUKI曲である。
SATSUKIとカナボシの違いとして、これは例外も多く含むので、大雑把な傾向の話でしかないが、メッセージソング系とラブソング系というのがあると思う。テーマソングになりそうな曲はSATUSKI名義でクレジットされていることが多い。
そういう意味では「Fall in Love」もまさしくSATSUKI曲の系譜にあると言えるだろう。
つまり、ロマンチック・ラブとしての恋愛を歌っているわけではなく、新しいユニットとしての始まりを歌った曲なのだ。この歌詞の中で「恋する」と言われるとき、誰か特定の人への思慕ではなく、世界のことを好きになる、というような意味合いで使われている。

何を好きになっているのかというと、具体的には「澄んだ枯れ葉の音を吸い込む朝が好きで」「濡れた落ち葉の色でにじむ夕陽が好きな」とそれぞれうたわれている。
どちらも美しい光景には違いなく、ポジティブな感情ではあるが、しかし、春の花が芽吹く様子でもなく夏の輝く太陽でもなく、枯れ葉や落陽という、ある意味ではむしろ終わりを象徴するようなものを挙げていて、それをユニットのデビュー・スタートを告げる歌として掲げている、というのがこの曲の絶妙なところだと思う。

 

そしてそれはやはりSOLというユニットが、ナナシスの秋にデビューするユニットだということと強く結びついている。
「輝きの季節に/恋して生きるの/たとえば真実(ほんと)の恋に/いつか落ちちゃっても」という歌詞を聴いたとき、とてもグッときたのだが、この「輝きの季節」は二つの意味にとれるのではないかと思う。
素直にとれば、輝きの季節とは黄金の季節たる秋であり、これは秋を生きるSOLにとって今を言祝ぐ歌詞だ。
一方で、自分がこの歌詞を聴いたときに思わず想起してしまったのは、夏への憧れだ。
ナナシスにおいて夏への憧れとは、777☆シスターズへの憧れに他ならないだろう。

これはエピソード5.0でターシャに典型的に見られる態度だ。

 

SOLを演じるキャストが出演したLINE LIVEで、ターシャを演じる高岸さんは、5.0のターシャを「神視点」と形容していた。その後、それが切ないところでもあるとも述べていたが、エピソード5.0におけるターシャの年齢設定がその「神視点」っぽさを生んでいる。
物語の主人公になりやすい年齢というのがあるとして、ナナシスにおいて(あるいはこのようなジャンルにおいて)、それは圧倒的にティーンエイジャーである。
777のメンバーの大半は、2034年時点で10代半ばであるし、エピソード5.0におけるシラユキとマノンも同様だ。
一方でターシャは、2034年時点では12才、2043年の時点では21才と、ちょうど物語の主人公たりうる年齢が外されている。だからこそ彼女はちょっと引いた立ち位置、「神視点」ともいうべき俯瞰的なポジションを占めているように見える。
12才のターシャは大人の女性に憧れている。そして、当時のナナスタには憧れたりうる先輩たちが大勢いて、ターシャは彼女たちに囲まれていた。12才のターシャにその実感がどれくらいあったかは分からないが、21才のターシャは「美しい人たち」と述べている。
ある程度大人になってしまえば、15才も16才も(つまりティーンエイジャーというのは)子どもでしかないのだが、10代前半の頃、少し年上の先輩というのは非常に大人びて見えるもので、そしてその印象というのは、自分が当時の彼らの年齢を追い越してしまった後でも変わらず持ち続けていることがある。
おそらくターシャもそうで、12才の彼女は777を始めとするナナスタの先輩たちを憧れの目で見ていて、当時の彼女たちの年齢を上回った21才の時点でもやはりその憧れを持ち続けているのではないだろうか。


そんなことを連想してしまって「輝きの季節に/恋して生きるの」というフレーズが個人的には少し切なく響いた。
それは輝かしかった過去への憧れで、切なくもあるが美しいものでもある。ターシャにとって2034年はきっと美しい思い出のはずだから、それは切ないといっても決してネガティブなものではない。恋するという表現は、遠いものへの焦がれる気持ちと、それを楽しむ気持ちとが入っていると思う。


そしてもちろん、この曲は過去を懐古するだけの歌ではない。新しい出会いへの希望を喜ぶ歌でもある。
過去、今、未来の全てに向かっているといってもいいかもしれない。
だから、始まりの歌ではあるのだけど、両義的で、始まりといってもゼロからのスタートではない。彼女たちには過ぎ去ってしまった夏の思い出がある。それでも、その秋こそが彼女たちにとっては間違いなく始まりでもある。

 

ターシャとマノン・シラユキとの年齢差ってのもこの点では効いていると思う。
2034年時点で、ターシャは12才、マノン8才、シラユキ7才で、実はそこそこ年齢差があるのだが、2034年時点ではその年齢差を感じない作りになっている。ターシャは12才にしては背が低いし、また日本語非ネイティブなので日本語が怪しいというところがあって、マノンやシラユキとあまり違和感なく一緒にいたのかもしれない。
ただ、おそらくなのだけど、2034年の記憶という点では差があって、つまりエピソード5.0において、ターシャは明らかに当時のことを覚えていて、既に述べた通り、当時の777への憧れをずっと抱いてきていることがうかがえる。
対して、例えばマノンが、ハルから言われた言葉を忘れいていたことに象徴されるように、当時の記憶が薄れているように思われる。
21才時点で思い出す12才の記憶と、16・17才時点で思い出す7・8才の記憶だと、前者の方がより鮮明なのではないかなと思う。
もちろん、シラユキやマノンも、ハルちゃんやコニーさんっていうお姉さんがいたなあとかは覚えていると思うし、憧れは憧れだったとは思うのだが、12才から見る16才と、7・8才から見る16才というのもやはり結構な違いがあるように思える。
自分はもともと、ターシャとマノン・シラユキってコドモ連合で一緒にされがちだが、7・8才と12才ってほんとはもっと年の差ない? というのを常々思っていたのだが、エピソード5.0という9年後の世界になってから、7・8才と12才の年齢差を感じさせる展開がくるとは予想外だったので、そこに唸らされていて、「憧れの季節」にどうしても二重の響きを聞き取ってしまうのである。

 

エピソード5.0において、その感情の動きを特にピックアップされているのは、マノン、シンジュ、モモカであって、そしてその彼女たちの間で右往左往しているという点でシラユキは主人公ムーブをしているといえる。
これに対するターシャというのは、やはりちょっと引いたポジションにいるように見える。
特に彼女は、幼い頃からのトンチキな日本語とか、大人になってからはウォッカグビグビお姉さんになってるとか、そういうキャラ付けによっても、ちょっと誤魔化しているところがあると思うのだが、めちゃくちゃ深みのあるキャラクターになっていると思う。
実際のところ、彼女は14才の頃からアイドルとしては成功をおさめており、さらには獣医学部の学生もやっているという類い希なる才女なのであり、彼女なりの物語があったはずなのだが、それでも彼女は、ナナスタの夏にはあと一歩間に合わなかった、生まれるのが少し遅かったというポジションに自分を置いているんだろうなというところがあって、まさかターシャがこんな深みのあるキャラクターになるとは思いも寄らなかったというか。

 

めちゃくちゃターシャの話をしてしまった
2043年SOLで一番好きなのはシラユキです

 

カップリングに入っている「コドーモ・デ・ヒーロ」って曲は、4人のコドモ連合時代の歌となっており、こっちも紛うことなく名曲なんだけど、こっちは聞けば一発で分かる感じの曲なんで。

コドモ連合組は、ユニットデビューまでとても待ったわけだけど、それに対して十分以上の待遇というか
ナナシスという物語全体においても、これだけ重要度のあるユニット、777以外に他にないし
すごいなと思うんですが
最後にちょっとだけチクチクと言っておくと、これだけコドモ連合改めSOLを名エピソードと名曲で華々しくデビューさせて、この後、エイ、ジェダ、カヅミどうするの、これを超える待遇はもう無理でしょ……となる。
エイとジェダは今年のバレンタインでも組んでるし、同じユニットを組む必然があるけど、カヅミはマジどうすんだよ、という(っていうか、このタイミングでエイジェダガチャやるのはなんなんでしょうね)。
というか、この3人についてどうにかせぬまま、このSOLのエピソードに何故GOを出したのか。

 

と、ここまでは最終回を読む前に書いていたところ

 

最終回は最終回でちょっと情報量が多すぎてまとめきれないのだが

それぞれのキャラクターに「報われ」があって、それがカタルシスになっていたなあと思う

その点で、ターシャはやっぱりシンジュからの言葉が「報われ」であったなあと思う。

上で、ターシャは「夏」に憧れを抱いてきて、そしてそこに自分が入れなかった感覚を抱いてきたんだろうなと書いた。

それは、シンジュに対する羨ましいという気持ちにもなっている。

だから、「輝きの季節に/恋して生きるの」というフレーズが、過去を抱いて生きるという意味に感じられた、という話だったんだけど

あそこでシンジュから「仲間だ」って言ってもらったおかげで、ターシャにとっての輝きの季節が「夏(過去)」から「秋(現在)」に変わったと思うと、よかったなあ、ターシャって

エピソード5.0は、マノンが、モモカが、シラユキが、シンジュが、それぞれ過去から未来へと走り出す話だったと思うけど、ターシャについても、過去から今、そして未来へ向けてって大きく心持が動く話だったと思うので、その点で決して「神視点」にばかりいたわけではないと思う。

 

直接は描かれていないけれど、9年間、ターシャとシンジュは何かと一緒に活動してきたのだろうけど、SOLを組むまではユニット活動はしてなかったんだろう、と

多分、お互いに777の存在は大きかったのでは、と思うから。

そこからSOLというのが、今を一緒に走っていく仲間となったんだな、と。

 

あと、ターシャについていうと、いずれは若王子の誘いにのって研究者になっていくのかなというところもあって

それはまさに、アイドルはアイドルじゃなくてもいい、じゃないけど、ナナシスが他のキャラクターでも時々垣間見せていた、彼女たちのアイドル以後の進路の可能性の話で

「たとえば真実(ほんと)の恋に/いつか落ちちゃっても」のフレーズは、もちろん素直に読めば、ロマンチック・ラブとしての恋の話だろうなと思うのだけど、一生もんの仕事に出会うことを指しているともとれる。

ターシャはいつかアイドル業はやめて、研究者か獣医になるのかもしれない。それを「真実の恋」というと、アイドル業が仮初の恋だったみたく聞こえるかもしれないけど、アイドルをしていた輝きの季節を胸に抱き続けることで、例えば何かライフワークになるような研究テーマとか獣医としての仕事に出会った時に、それに突き進んでいける、ということかな、と。

それこそ若王子の生き方がまさにそれになっていて

燃やし続けたものが黄金になるんだっていう若王子の言葉ともまた呼応するなーとか。

 

ナナシスのテーマは、輝ける一瞬で

つまり、輝きはいつかは終わってしまうものなのだけど、終わりがあるから美しいとかそういう話ではなくて、一瞬でも輝きがあれば、それが終わってしまったとしても、その輝きへの恋によって生きていくことができる。生きることに意味が与えられる、ってそういう話だった。

輝きは終わるけど、その輝きを元手に未来へと進んでいくことができる、人生は続いていくんだ、と。

 

エピソード5.0の最終話のあと、TL眺めてたら「ナナシス完」みたいなツイートをいくつか見かけたけど、ほんと、テーマ的には語りきってしまったんじゃないか感

このあとどうなってしまうんだー


書き忘れ、というか、ナナシスとは全く関係ない話なんだけど、記録用にメモっておこうと思って

アプリのイベントとして、Fall in Loveを走ってたのと同じ週に、エビストは、Silent Worldイベだったんだけど

Fall in Loveがエモい曲なのと対照的に、SilentWorldはいい意味で全くエモくない曲だった。何もかもがエモくない。いい意味で、というのは、展開上エモくないことが求められる曲なので、これが正解

エモくはないんだけど、最高の音楽としての終わりへの誘惑、というのはそれはそれで陶酔を誘うよね、と


CYTUS2で好きな曲

アプリのステータス画面を見るに、全部で259曲あるっぽいが、そのうち、自分がクリアしたことある(知ってる)曲は104曲。

(なお、自分は難易度HARDでやっていて、CHAOSはあまりやってない)

まだ半分も聞けてないのか……?!

それでも100曲以上すでに聞いていて、その中にはまだ1,2回しか聞けてない曲もあるものの、好きな曲とかも結構あるので挙げていこうかなと思った次第


曲のアーティスト表記について

CYTUS2は、キャラクターごとに曲を選択するようになっている。
がしかし、例えばCVがついているわけではないので、同じキャラクターの曲だからといって同じ人が歌っているとかそういうわけではない((Sdoricaという、同じ会社が制作している別のゲームではCVがついているようだが)。
キャラクターによる曲の区分は、およそジャンルに相当する。
例えばPAFFというキャラクターだったら、女性ボーカルのポップス・テクノポップあたりの曲といった感じ。
以下、曲名とともにキャラクター名とアーティスト名をそれぞれ表記する。


TOP20

ただただ自分の好みだけで、20曲を選んだので挙げていく
20位~10位に関して、順位にはそれほど強い意味はなく、ほぼ同着

 

20位

Dasein
キャラクター:ROBO_Head
アーティスト:KIVA 

Dasein

Dasein

  • provided courtesy of iTunes

ROBO曲には珍しいピアノとストリングスの静かなイントロから始まるものの、中盤からガチャガチャと騒がしく(?)なっていく。いや、別に騒がしい曲というわけではないのだけど、色んな音が入ってくると楽しい

 

19位

Hard Landing
キャラクター:NEKO#ΦωΦ
アーティスト:Yamajet  

Hard Landing

Hard Landing

  • provided courtesy of iTunes

 

 インスト曲で、ポップなサビがリズミカルで楽しい

 

18位

Celestial Sounds[KIVA Remix]
キャラクター:ROBO_Head
アーティスト:3R2

Celestial Sounds (KivΛ Remix)

Celestial Sounds (KivΛ Remix)

  • provided courtesy of iTunes

ポチャン(?)っていうリズムの音も気持ちいけれど、中盤からの、音と譜面のシンクロ具合が気持ちい。ギザギザしたスライドとか。 

 

17位

Body Talk 
キャラクター:PAFF
アーティスト:M2U 

Body Talk

Body Talk

  • M2U
  • エレクトロニック
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

 これは普通にダンサンブルでかっこいい女性ボーカル曲

サビのジャジャーってリズムに合わせた短い長押しがよい

 

16位

Grimoire of Crimson
キャラクター:ROBO_Head
アーティスト:Team Grimorire 

Grimoire of Crimson

Grimoire of Crimson

  • provided courtesy of iTunes

 ゴンゴンゴンっていうハードなキックと、ちょっとゴシック感ある上物、「Grimoire of Crimson」ってタイトルコールで始まるのテンション上がりますよね?w

 

15位

Tokiwatari 
キャラクター:Ivy
アーティスト:Yamajet


[Cytus II] Tokiwatari - Yamajet 【音源】 【高音質】

ドラムン

小刻みなリズムですすむパートがよい

 

14位

I can avoid it. #φωφ 
キャラクター:NEKO
アーティスト:Feryquitous


[Cytus II] I can avoid it.#φωφ - Feryquitous【音源】 【高音質】


オサレボカロ曲みたいな歌(ボカロじゃなくて人間が歌ってますが、かなりエフェクトが強い)
2stepっぽい?

うねうねスライドがCYTUS2感ある譜面だなーと思う

NEKOとNEKO#ΦωΦは同一人物だが、違いは後述


13位

Standby for Action
キャラクター:JOE
アーティスト:3R2


[Cytus II] Standby for Action - 3R2 【音源】

いやー、スラップベースから始まったら好きになっちゃうw

クラッチやサンプリング音源もふんだんに入っていてかっこいい

 

12位

Blow my mind
キャラクター:NEKO#ΦωΦ
アーティスト:3R2 

Blow My Mind

Blow My Mind

  • provided courtesy of iTunes

 

 

11位

Who Am I?
キャラクター:PAFF
アーティスト:iris feat. Ruri Matsumura


[Cytus II] Who Am I? - Iris feat. Ruri Matsumura【音源】 【高音質】


PAFF曲は、物語に使われるあるいは物語と内容が関連している曲が多いのだが、それもこの一つ
というか英語なので、歌詞の内容をちゃんと聞き取れてはいないが、物語内でPAFFのアイデンティティがちょっと崩れかかるところがあって、ちょうどそのタイミングで開放される曲

 

TOP10に行く前に

キャラクターごとに、どんなジャンルかと、TOP20にランクインしそこねた曲紹介


PAFF

本作のメインヒロイン
高い人気を誇る女性ボーカリストだが、記憶喪失を抱えている
本名はAroma White

  • KANATA

アーティスト:mikito
ゲームをインストールしてまず始めると、PAFFの新曲告知から本編のストーリーが始まるのだが、その新曲がKANATA
日本語曲のポップス

  • Baptisim of Fire(CliqTrack remix)

アーティスト:Louise Penman
静謐な女性ボーカルから激しいストリングスとEDM風なリズムトラックへと展開するのがかっこいい

  • Winter Games 

GALAXIKA,MONO TOSTEREO,TIGER DARROW
これ物語中に登場する曲で、PAFFがまだPAFFになる前に人前で歌ったもの

穏やかなボーカル曲
エピソード加点

 

  • SECRET; WEAPON

アーティスト:NOMA w/Apo11o program ft. Yukacco 
四つ打ちトラック好き

あと、ダブステ感のある間奏がかっこいい 

NEKO#ΦωΦ

ネット内でコアな人気を持つ、ゲーム実況主の少女
という設定のため、ゲーム音楽的な曲が多い。
自分の好みから外れるので今回全くタイトルを挙げていないが、ファンタジーRPGのBGMっぽい曲とかも何曲か入っているし、電波ソング系も入っている。

アーティスト:Auatsugu_Neverend ft.Kimi
男女ボーカル曲

サビのメロディがやけに耳に残る

  • Keep it up

アーティスト:Uma
TOP20に入れるか悩んだ

男性ラップにひたすら早いキック。シンバル(?)にあわせて叩き込む譜面が楽しい

 

 

 

ROBO_Head

その名の通りロボット。ロボットでDJ。
DJなので、ハードコアテクノとかそのあたりの曲が多く、正直ROBOの曲は全部好きw
なので、好きな曲TOP20の中にも7曲くらいROBO曲を選んだ
それ以外にも挙げるとすると下記の通りだが、聞いてるうちにどれもこれもTOP20にいれたくなるw

  • Restriction

アーティスト:Team Grimoire
四つ打ちキック、ガバキックっぽい

同じ人作ってるから当然だが、Grimoire of Crimsonと雰囲気似てる。

 

  • Luolimasi

アーティスト:SIHanatuka
これはROBO曲のなかではおとなしめな曲だけどきれいめでまたよし

サビ前の、長押しとスライドのコンボが音色と譜面があってて気持ちいい

 

  • Claim the Game

アーティスト:SOTUI feat. The Watcher
四つ打ちハードコアテクノ楽しい

 

アーティスト:3R2
これもいい曲なんだよなー

 短い長押しだったり短いスライドの譜面の作りがよい

 

Ivy

謎の少女、というか遙か昔に作られたアンドロイドで、何故かこの時代に復活してきた
エレクトロニカっぽい感じかなーという気がするけど、正体判明後は毛色の違う曲も出てくる

  • Purge

アーティスト:3R2
これわりとハード目な曲で好き

 

Crystal PuNK

ボーカルのCherry、ギターのXenon、ベースのJOE、ドラムのKAIによるロックバンド
物語開始時点では既に解散しているのだが、色々あってまた集まることになる(再結成ではない)。
この後紹介するSunshine Durationがめっちゃ好きなのだが、それ以外の曲はそれほど好みではないのでこれくらいで。


Xenon

Crystal PuNKの元ギタリスト。マスクをかぶって素顔を隠す天才ハッカーでもある。
まだあまり曲を聞けてないので、好きな曲も特にない

 

ConneR

アンダーグラウンドな活動をしている天才考古学者で、隻眼のおっさん
この時代は、アンプラグドな楽器が絶滅しているのだが、そうした古楽器演奏家としても活動している。
クラシック曲風のモチーフを用いた電子音楽といった感じで、面白い曲もあるけど個人的にはそこまで好みではない。

 

Cherry

Crystal PuNKの元ボーカル

  • Still

アーティスト:Rua feat.K
これは物語中でめちゃ重要な曲として出てくる。ようやく開放できたのだが、まだそんなに聞けてない。


JOE

Crystal PuNKの元ベースで、JOEZ Cafeの店長
Crystal PuNKはその名の通りパンクロック系のバンドだが、JOEとしてはジャズ系の曲が揃えられていてどれもめっちゃかっこいい。正直全部好き。

  • Childish

アーティスト:Killer Blood

ミドルテンポなピアノジャズ

アーティスト:good-cool

ビバップジャズ

  • Open the Game

アーティスト:Jiro

トランペットとエレキギター


Sagar

まだストーリー全然読めてないし、曲も全然聞けてないのよく分からないというのが正直なところだが、曲はエスニック系な感じ

 

Rin

Sagarと同じく、まだストーリー全然読めてないし、曲も全然聞けてないのだけど、東アジア風の曲

 

Aroma

PAFFの本名。PAFFとAromaは同一人物だが、何故項目が分かれているかというと、PAFFは無料、Aromaは有料という違い。課金するとAromaのロックが解除されて、過去編のエピソードや、新たな楽曲が開放される。
なので、楽曲のジャンル・特徴はPAFFとほぼ同じ(だと思う)

  • No One Can't Stop Me

アーティスト:MIK&Kanae Asaba

 

Nora

ROBO_Headを開発した少女
幼い頃に人身売買で売られ人体実験の被験者となって、特殊能力持ちになってしまった子。今はその能力を使って、ヤクザの蔓延る街でヤクザから独立した勢力を有しているが、身体的には弱く、性格も内向的。
作中に出てくるNoraの言動・性格からは想像しにくいのだが、楽曲ジャンルはハードコアテクノで、ROBO_Head!!ってなる

  • Accelerator

アーティスト:DJ Myosuke

  • Uranus

アーティスト:MK

アーティスト:RiraN


Neko

NEKO#ΦωΦと同一人物だが、NEKO#ΦωΦが無料パートで、Nekoが有料パートという違い。課金するとNekoがアンロックされて過去編のエピソードが読める。

  • Chocolate Missile

アーティスト:Alice Shach and the Magic Orchestra

 

TOP10

10位

Turnstile Jumper
キャラクター:JOE
アーティスト:Frums


[Cytus II] Turnstile Jumper - Frums 【音源】

エレピかっこいいよエレピー

途中の音狂ってるところめちゃかっこいい

 

9位

Make Me Burn
キャラクター:ROBO_Head
アーティスト:JAKAZiD 

Make Me Burn

Make Me Burn

  • provided courtesy of iTunes

 曲全体かっこいいが、やっぱサビでしょ

音ネタと譜面のシンクロもよい

 

8位

Alexandrite
キャラクター:Invy
アーティスト:onoken


[Cytus II] Alexandrite - onoken 【音源】 【高音質】

エレクトロニカサウンドが耳に心地よいい

細かなうねうねスライドがCYTUSっぽい譜面だと思う

 

7位

EMber

キャラクター:ROBO_Head
アーティスト:SIHanatuka 

Ember

Ember

  • provided courtesy of iTunes

 うーん、いい曲

長いスライドの使い方がよいー

 

6位

Gravity
キャラクター:PAFF
アーティスト:M2U 

Gravity

Gravity

  • M2U
  • エレクトロニック
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

物語序盤の山場で使われる名曲

サビの歌やら間奏やら、刻むリズムと譜面のシンクロ

 

5位

Midnight
キャラクター:ROBO_Head
アーティスト:提供


提供 - Midnight【Cytus II】

ねーよ!

サンプリングされた電話の音やらなんやら、かっこいい

 

4位

Chrome VOX
キャラクター:NEKO#ΦωΦ
アーティスト:t+pazolite 

Chrome Vox

Chrome Vox

  • provided courtesy of iTunes

テンポ速くて、色々鳴ってて楽しー 

 

3位

Sunshine Duration
キャラクター:Crystal PuNK
アーティスト:Re:Brych VOC Sing Sing Rabbit 

Sunshine Duration

Sunshine Duration

  • Sing Sing Rabbit
  • ポップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 どストレートによい

 

2位

Lilac for Anabel
キャラクター:PAFF
アーティスト:Apo11o program ft.Mayumi Morinaga


【Cytus II】Lilac for Anabel

ノラネコミュニケーションですよ?

声優オタク楽曲派の人にもお薦め

 

1位

Deadly Slot Game
キャラクター:ROBO_Head
アーティスト:提供

Deadly Slot Game

Deadly Slot Game

  • provided courtesy of iTunes

 この曲(に限らず上位3曲はどれもそうかな)、最初から開放されている曲で、おそらく一番最初か2番目くらいにやるROBO_Head曲かと思うのが、とにかくめっちゃ好き

好きな曲ここまで沢山挙げてきたけど、やっぱりDeadly Slot Gameなんだよなあ

他の曲は順位変動するけど、これは不動の1位、多分

ブレイク後の「Game Over」のボイスがかっこよすぎ

ところで、唯一解せないのは難易度HARDだとこれがレベル7だということ

ROBOのレベル7曲で、唯一これだけフルコンできてないんだけど、実際もうちょいムズイと思う

 

 

劇場版メイドインアビス深き魂の黎明

 

 

 

いや地獄っていうか、「作者のリョナ趣味なんだなー」ってのが次から次へと出てきて、「いやでも自分はリョナ趣味ないんで」って気持ちになる

しかし、じゃあただのグロい話なのかというとそういわけではなく、面白いのには違いない

 

いきなり冒頭から、人間に寄生して生餌にする虫とかが出てくる

で、花畑を燃やすシーンで始まるわけだけど、これがまあ、今回の話自体を象徴しているといえばいえるかもしれない

美しいものを壊すことの美しさ、というかなんというか

いよいよ、(自分は原作未読なので)噂に聞くボンドルド卿が登場

しかも、プルシュカとかいう娘がいる

プルシュカはまともな子っぽいが、ボンドルドにめちゃくちゃ懐いている。嫌な予感しかない。

ボンドルド卿とその仲間たち、早速レグをバラしにかかる。油断も隙もあったもんじゃない。

やったか?! と思ったら復活する。

(っていうか、無残に潰されて死ぬ様をプルシュカが目撃してしまう展開も、ひどいといえばひどい。しかし、その後のひどさに比べると全然大したことない……)

意識をコピーできる遺物を使っていて、事実上、不死身

レグ、イドフロント*1の電気エネルギーを食いまくって、なんかうねうねになる

あの、うねうね状態の時のアクションシーンと、その後、通常レグに戻りつつも体の動きが全く変わったレグのアクションシーンの作画がすごかった

前者は、レグの絵柄自体はそもそも変わってしまう。黒っぽいもやもやした感じになる。

後者は、水ざっぱーん、その中をレグがぐぉーんって進んでいくところ

ところで、あのワイヤーを体の周りにぐるぐる巻きつけているような状態で、壁登れるのは一体……。

カートリッジなるものが、マジひどい。わけがわからないよ。

プルシュカを丁寧に丁寧に描いた上で、丁寧に丁寧にカートリッジにしていくの、悪い予感はしていたけど、これはっていう。

リコの切り替えの早さ、若干ひく

 

リコとレグとナナチは、リコとレグとナナチだなーって

TVアニメが……2017年?! もうそんな前なのか

2017年に見終わって以降、特にメイドインアビスを見直したりとかマンガ読んだりはしていなかったので、それなりに久しぶりの視聴だったけど、すんなり世界に入れたし、ああこんな感じだったなーと思えた

それでいて、ナナチの、リコとレグへの友情が深くなっている感じが随所に描かれていたのがよかった

 

ボンドルド卿、アビスの環境に適応していくことで、あのやけに紳士的なマッドサイエンティストができあがったのかな、と

環境に適応、というか、今回のボンドルド卿の説明で、アビスの呪い・祝福が、物理的な何かというよりは精神的な何かなのかな、と

少なくともボンドルド卿は、アビスの呪いを祝福に変えるのが、精神性(愛や感受性など)だと思っていた節があるので、そのために、ああいう人格を保っていたのか、と。

まあとはいえ、人間だと思われていないとか言われててアレなんですが。

そのためにわざわざプルシュカを娘として育ててたのか?

あの人、悪役というか、まあ物語上は悪役なんだけど、悪役というよりはただひたすらマッドサイエンティストであり、そのマッドさも、言動として分かりやすく出てくるわけではなくて、ある種の紳士さみたいなものを持っており、しかもあの人格が、狂気を隠すために装われたものではない、というのがなかなかあまり類を見ないものになっていて、すごい。

というか、ああいうの思いついたとしても徹底させることはかなり難しいんと思うんだけど、森川智之の声と相まって、すごくよくできている。

繰り返すけど、狂気を隠すために紳士さを装っているわけではなくて、むしろ彼の狂気の現れこそがあの紳士さになっている、といえばいいのか。

うーん、外道とかよく言われてるけど、確かに外道は外道なんだが、どっちかというとそもそも別の生き物って感じがする。

 

アビスは、アビスに住んでいる様々な生き物も面白さであり、劇場版でもやっぱり色々な生き物が出てきて面白かったけど、ボンドルド卿とプルシュカの物語のインパクトが強すぎて、あまり印象に残ってないな。

今回、生き物と戦う話ではないしな。

*1:あれ、フライホイール蓄電とかだったりするのかな。なんか以前、巨大なフライホイール蓄電・発電所?出てくるSF読んだことがあるので

2019秋アニメ

2019年秋クールに見ていたアニメ、ほとんどは年内に見終わらなかった。というか、1年くらい前から少しずつズレていて、そのズレを吸収できていないので、視聴と放映・配信のタイミングがずっと半月くらいズレている気がする

 

放課後さいころ倶楽部

唯一、年内に見終わっていたのがこれ

一時期ゲッサンを読んでいたので、原作は一部読んだことがあり、アニメ化された部分は、読んだことある箇所と読んだことない箇所がいい具合に混じり合っていてよかったw

主人公の美姫については、髪が水色という認識が全然なかったので(原作の単行本表紙などカラーページはちゃんと水色だが、雑誌で読んでいたのであんまり印象がなかった)、最初キャラデザ見たときは「え、誰?」となったのがそれはともかく

あやちゃんが自分でゲーム作る話がやはり面白い。あと、エミリーが「だるまさんころんだ」改良する話とか。



どろろ

原作未読、というか、原作が未完なのも知らなかった。

どろろ』は、大塚英志が『MADARA』の元ネタにしたくらいのことしか知らず、その『MADARA』も読んでないし。

それはそれとして、百鬼丸の殺陣アクション作画がよくて良かった。

殺陣とか作画とかについて詳しくないし言葉も持っていないので説明できないが、よく動いてて見てて楽しかったなーと。

視聴者としてはずっと百鬼丸視点で見ているので、多宝丸や彼の母の「国のためには仕方ないのです……」という立場になっていく過程には何も感情移入できず、「そりゃあ、自分の身体取り戻したいに決まってるだろ」と思うわけだけど、それはそれとして、多宝丸には母親の関心を奪われていたという動機もあり、さらに後半にはひょうごとむつを殺されたことなど個人的な動機が盛り込まれてきているので、先の理由については感情移入できないとしても、やっぱり多宝丸には多宝丸でそうならざるをえないところがあるよなあとちゃんと思えるようになっている

国の繁栄のためには、何かを何かに捧げなければならなかったが、それは一部の人に苦しみを押しつけるだけだったのではないか、そしてそこから脱却するためには、民衆の自治が必要なのではないか、ところでそれにはやはりカネが必要で、という話には、どこか戦後日本を反映しているかのように読み解きたくなる風情があったりするのも面白かった

(自分が大塚英志経由で『どろろ』を知っているので、どうも大塚英志経由で作品を見ようとしてしまうところはあったかと)

 

OPとEDもそれぞれわりとよかったかなー

2クール目のOPがアジカンだったな

OPもEDも1クール目の方がよかったと思うし、2クール目のEDは最初聞いたときは「うーん」だったのだが、聞いてるうちにじわじわと浸みてくる(?)曲だった

 

トクナナ

特筆すべきところは特にない作品なのだが(ひでー)、1クールで過不足なくまとめたストーリーという意味では、出来がよい

アクションシーンとか省略されたり、ほとんど動かなかったりなんだけど、逆に潔いというか、「このアニメ、見せたいとこはそこじゃないんで」というのがはっきり感じられて、これはこれでよい

全然褒めてない感じだし、実際点数つけろと言われたら決して高得点はつけられないんですが、一方で失点しているところは全然なくて、安心して見ていられるという意味では高評価だし、嫌いではない

どろろ」とか「ヴィンランドサガ」とか「バビロン」とか、面白いんだけど濃い、重いみたいな作品を毎日見るのは大変なので、面白いんだけど適度に軽いみたいな作品があるのはやっぱり重要なので、「トクナナ」はその枠だった。

最終回、ラスボスの思想は雑魚くてちょっと萎えたけど、松岡くんが演じてる二条の兄はなかなかよかったなあ

 

ヴィンランド・サガ

面白かった

2期期待ー!

原作はある時期まで読んでいたのだが、途中から読んでいなくて、また読んでいるところについても記憶が曖昧なところがあり「あーこんなシーンあったなー」とかは思いつつも、わりと新鮮な気持ちで見ていた。

見終わった後Wikipedia見てて、レイフのおっちゃんやクヌートが実在の人物なのは以前から知ってたけど、トルフィンやトルケルも実在の人物だったと知って驚いた。

実在の人物かなり多い中、アシェラッドというキャラクターを配置したのがすごいよなー



あんスタ

それを最終回でやるのか、普通は1,2話前でやっといて最終回で大団円なのではと思ったけど、それを最終回1話分に圧縮してやってた

あんスタ、全体的にとても面白かったが、以前も書いたとおり、本来はもっと長い尺とるべきところを2クールに圧縮してるなーとは思った。

ただ、じゃあ長くすればよかったのかというとそういうわけでもないかもしれない。

キャラクターがとても多く、さらにそれぞれに人間関係が設定されている(AとBが同じユニットで、AとCは同じ部活の先輩後輩で、AとDは昔同じユニットだったけど今は別々で……といった感じ)

このアニメちゃんと出来ているのは、それだけキャラクターが多い割に、誰が誰だが分からなくなることは少ない、というか、物語を追うにあたって最低限必要なレベルで「こいつとこいつはこういう関係なんだな」というのはちゃんと示されている

ただ、実際にはアニメに描かれていないだけでもっと色々あるんだろうなあ、そしてその色々が分かるともっとぐっとくるんだろうなー、と

で、それってゲームでは展開できても、アニメではなかなか難しいかもしれないなと思う

でもゲームやってなくても、十分この作品のエッセンス的なものは分かったような気がしたので、このアニメはなかなかすごいと思う

Trick Star中心で話を進めるのかなと思いつつ、もちろんメインの軸はTrick Starなんだけど、他のユニットにもかなり光が当てられており、しかもあからさまなお当番回という感じではなく、それぞれのユニットのストーリーが並行して走っていくように作られている感じがした)

いやしかし、三奇人が五奇人として学園でぶいぶい言わせていた頃がどんなだったのかがめちゃくちゃ気になるw

あと、あんスタも親世代からの因縁があちこちに埋まってるのが面白い

ユニットとしては、Knightsが好きかも。曲的に。レオくんが浅沼さんだってのが全然分からなくて、いつもキャスト確認して驚いてる

 

バビロン

そもそもこれは、秋クールとかそういう枠で扱ってよいのかよく分からないんだけど、Amazon配信作品だと、必ずしも13話(ないし12話)を一区切りにしなくてもよいのか、というのがまずあった。

あ、いや、トータルでは12話だけど、7話と5話で新域編とアメリカ編に分かれていて、公開日もその間1か月以上あいた、というところが。

新域云々もなかなか面白かったけど、アメリカ編も面白い

ところで、あのアメリカ大統領はそもそもなんで政治家になることになったのか気になる

 

っていうか沈黙の艦隊じゃん!(域議会選挙やサミット)

 

最後、オープンエンドかーと思いながらED見てたら、Cパート見たらバッドエンドだった

バッドエンドかー

正解するカド』よりは全然よかった気がする

肩すかし感というか梯子外し感はなかった

大統領と正崎さんは、「goodは続くこと、badは終わること」という結論を出したわけで、その結論自体なかなかユニークだなと思う(ユニークというか、明らかに例外になりそうなケースがぽろぽろ見つかりそうな定義なので、そう言い切ってしまえることが)

でもって、その結論にこだわらなければ曲世のこと殺せたのではって感じもするけど、それはそれとして、結論を出したがゆえに、さらに善悪がクルクル入れ替わっちゃうという終わりだったんじゃないでしょうか。



無限の住人

まだ途中

尸良なかなかいいっすな。今後にも期待

関所抜けるところまで見ました

あの清春OPは沙村の趣味?

FGOバビロニア

面白い

アナの正体が分かるところまで見ました

 

アイカツ!オンパレード

毎週のように「あぁ……」ってなってる気がする

8beatStory♪ 8/pLanet!! 5th LIVE 「Thousand Emotions」&リクエストSpecial Live「What's Your Song?」

ハニプラのライブは3rd以来2度目の参加

もともと10月に開催が予定されていたが、台風により公演中止となり、改めて公演が決まったもの

会場はサンシティ越谷市民ホール



1stから4thまでは年に2回という頻度でナンバリングライブを開催していたエビスト/ハニプラだが、4thから5thまでは結果的に2年近くの間があくこととなってしまい、先生たちにとってはまさに待望のライブ

そして、キャスト交代後、初のナンバリングライブでもあった。

キャスト交代してからも既に結構の時間がたち、各種イベントやニコ生放送への出演もあり、新キャストも馴染んできたとはいえ、その意味でもやはり大きな節目となるライブ




トキメキの15センチ

カナエルミライ

ホントの気持ち

Precious Notes

 

衣装かわいい!

5th衣装ほんとうよくて、スカートの感じとか好きだし、それでいてかっこいい曲にもわりとマッチする感じよくできてるなーと

 

「トキメキの15センチ」って3rdだとかなり最後の方にあった曲では。まさかこの曲から始まるとは、というスタート

「ホントの気持ち」は電車のつり革の振りが印象的

「ホントの気持ち」初披露からの「Precious Notes」で早くも1つ目の山場が来て、その上、このタイミングで銀テも飛んでマジか?!ってなった

でも、しゃももなんか涙ぐんでたし、4曲目なのに確かにライブ終盤のテンションが既にあった



最初のMCでの自己紹介コーレス、みーが噛んだのだけど、その後、わかな様も噛んでてその時ステージの真逆でぴょんぴょんして喜んでるみーちゃんが可愛すぎた



Fluffy Balloon

darlin'

Grow with You

RapidRock

 

かわいい曲ゾーン

FluffyとかRapidとかかわいいの暴力

darlin'が、右と左に3人ずつくらいで分かれてぐるぐる回ってる奴でしたっけ?

Growがめっちゃキック鳴ってて、こんな曲だったっけ? バンドアレンジ? え、今日裏にバンドいないよな? え? ってなりつつも、曲自体にはめちゃノってたんだけど、あとで原曲聞いたら確かにあんな曲だった。ただ、普段普通に聞いてる分にはあんなロック感ある曲という印象はなかった

Rapidはひたすら楽しかったなあ

階段の上にある照明がトランプのスートになってたり。この照明が度々面白い使われ方してた

階段の上で2人1組でハート作ってたりしてたな

 

さとちゃんがFluffyで緊張してたと言ってたけど、声は出てたよなーと思ったりした

 

アカシックレコード

Remember

 

アカシック」は元々好きな曲だったけど、ライブで聞くとよさが跳ね上がっててヤバかった

みさみさは、マジ歌がヤバいし客煽るの上手い

1年生チームよいよね

 

ここから

 

いやー、「ここから」にこんなに力入れた演出入れてくるとは思わんかった

そして、相変わらずライブの肝心の場所記憶ないマンです

アニメーションの記憶が遠い……

わかな様、衣装も特別衣装で最高だったんだけど、曲の最後の方後ろ姿シルエットきれいすぎなのと、振り返ってニコっと笑顔になったのが本当今日のMVP

 

MCでここからの思いを語ってから、1年生を呼ぶとこへの切り替えもよかった

 

Minus

Outer Existence

Tinker Song

 

Minusきたー!

特効どーん!

このあたり、さとちゃんがすごかったというか、師匠(吉井さん)再現がすごい

Tinkerという曲と山下七海という組み合わせ考えた奴マジ天才

レーザーが会場の天井に水滴のような模様描く演出もよかった(outerかどっかでも似たのあった気がする)

 

Teardrop

 

Tearでも作中シーンとか流されたらどうしようかと思ったけど、時計の演出があっただけで死にそう

やっぱ社本がMVPですよ

ほんとしゃもの歌よかった

しゃもの歌のよさは曲によって色々違うんだけど、Teardropはマジひなたというか、想いがこもりまくってるというか

 

で、告知は以下の3つ

・13章

・1stフルアルバム

・6thライブ

13章の告知でもっとあがれ、オタクw

全曲録り下ろしアルバムってことで、鈴音、彩芽の新録かなーと思うんだけど、新曲も結構入る感じなのかな? まだ全然分からんけど

フルアルバムだと1stなんだなーというのちょっと意外というか、言われてみればそりゃそうかというか



サクラ涙

 

先生としての経験値が低いので、MC聞いても「BLUE MOONじゃないし、なんだ?」という感じだったけど、サクラ涙だって分かった瞬間「それだ!」ってなった

これもちろん超名曲だけど、ライブで聞くとさらにヤバいね

全員の合唱になると圧がすごい、というのか

階段に分かれて、2年生、3年生、1年生で並んで歌うのもなかなかエモいんだよなー

その前にアシンメトリーな配置になるフォーメーションもよいし

サクラ涙、ほんと聞きたい曲だったし、ライブの中での位置づけも完璧

本当にこのライブきてよかった、と思える瞬間だった

 

BLUE MOON

からのBLUE MOONほんとね、エモいが過ぎる

新キャストになってから既に結構経つものの、新キャスト揃って初のナンバリングライブでもあり、新生ハニプラをすごく感じる、まさにThousand emotionsなライブだったなーって

 

Days

溢れるED感

オレンジペンラ左右に振るの、ベタだけどやっぱきれいなんだよなあ



(アンコール)

 

TRICK or BLOOD

 

そういえば今日は10月だった!w

さとちゃんがコケティッシュなエロさ

腰のふりとか、一番最後ジャケ写再現でしなだれかかるところとか

 

しゃものMCがしみた

大切な人に思いを伝えてみてくださいっていう、ある意味ではベタな内容なんだけど、ここまでのライブでの説得力があって、想い伝えられたし、想い伝えなきゃなって素直に思っていた

このライブ、本当にこれてよかった

 

Rooting for You

え、まさかファンタジアきちゃう? ってめっちゃ警戒したらRootingだったので、申し訳ないけどちょっと脱力してしまったがw

Rootingもよい曲ではある

 

リクエストライブ

第2部であるリクエストライブは、事前に募っていたリクエスト曲を披露していく形式

実際には一体どういう形で、どの曲をやるのだろうかとみんな(?)気にしていたリクエストライブだが、リクエスト上位10曲をランキング形式で発表し1曲ずつ披露していく、というものだった。

まず一番最初に8人が登壇

3周年イベントでの全員お揃いの衣装だったので、会場からそのことでまず歓声があがる。

で、主に彩芽役のなーちゃんから上記の趣旨説明があって、早速ライブへと入っていく流れ。

こちらでは、自己紹介コーレスはなし。全体的にすごくさくさくと進んでいく感じだった

ステージ上にスクリーンが下りっぱなしになっていて、曲ごとに「Top10」とか「Top9」とか映像が流れて、会場全体が手拍子で発表を待つという体裁で、ランキング番組的な雰囲気



10位 Fuzzy N' Wonky

うおおおおお!

自分で何票入れたか忘れてしまったのだけど、9割の票(全票でないのがアレ)をFuzzyに投じていたので、ガッツポーズしかない

しかも、4thでやってたからさすがに来ないよなって気持ちもあったのでなおさら。

あの衣装であのクソカッコイイ激ムズダンスやるのすげえ

リクエストライブはプレミアム席にしたので(しかし、おそらくプレミアム席としては最後列だったが)、前の方であのダンス見られてほんとよかったー

MCでは、やはりダンス大変、この衣装でやると特に、みたいな話をしていた



9位 Toi et Moi

うおおおおお!

もうこのあとずっとそうなんだけど、曲名が出る度に会場が絶叫していた

そうそうこれだ、これがハニプラのライブだよって感じになってきた



8位 全部、君のために

3曲連続社本投入w

推し(ななみん)と見つめ合うさとちゃん

ここほんと「いいもの見せてもらいました」って感じで見てたらMCでも言及があって笑ったw

しゃもは、前回怖いと言われたので抑え気味にしたというと、ななみんが「みんな激しいのが見たいよね?」と拾ったり



7位 Tiny little letter

MCで、みさみさがわかな様のことを「金魚」って言ったのここだっけか?



6位 Sugar Sugar Bee

しゅがしゅがの振り付け、ほんとかわいい

ほんとうにほんとうにかわいい

5thのさとちゃんは、わりと吉井さんの完全再現みたいな方向性あったけど、しゅがしゅがは吉井さんとは違う鈴音をやってた感じ



5位 Still...

これまたすごい曲が入ってきたな、と

MCにてなーちゃんが、先生たちからの熱気が一段階あがっている、と

あの振り付けが最初は恥ずかしかったとなーちゃん



4位 君はレモネード

3位 BoyFriend

2位 スクールディスコ

この3曲はめちゃくちゃ楽しい。ひたすら盛り上がれーってゾーンだった

あ、あと「TOP3、その前に」的な展開があるかと思ったら全くなく、そういう意味では淡々と進行していくスタイルだった。MCの時間管理もしっかりしてたし。

1曲ずつMC入ってたはずだが、何話してたもう覚えてないな

スクールディスコは、5人Ver.での披露でそれは久しぶりみたいな話してた

あと、ななみんが最初すごく息切れしてて「サビが大変なんだよ」って言ってた気がする



1位 サクラ涙

いやここまで、「リクエスト上位10曲って、言うて5thのセトリに入った曲は抜いてるでしょ」と思ってたら、1位でサクラ涙出てきて「すみません」ってなったw

っていうかまさか、サクラ涙2回聞けるとは思ってなかった

そして、サクラ涙というちょっとしんみりした曲でリクエストライブ自体もしめるっていう展開で、本当に10曲だけのライブで、ちょっと感心しました。

最後にDREAMER聞きたかったけどw

 

確か、リクエストライブの一番最後のMCの時だったと思うけど

なーちゃんが告知の内容喋っている時に、はしっこでみーとななみんがぴょんぴょんと跳ねてた(ばんざーい、ばんざーいみたいなことをしていた?)のがめちゃくちゃかわいかった