プリズムの煌めきの向こう側へ

二次元アイドル・アニメ・声優あたりの話題中心で、主に備忘用のメモ

2015冬アニメ感想

『四月は君の嘘』『SHIROBAKO』『寄生獣』『プリパラ』『アルドノア・ゼロ』『実在性ミリオンアーサー』『純潔のマリア』『弱虫ペダル』『ユリ熊嵐』『ジョジョの奇妙な冒険』『アイドルマスターシンデレラガールズ』『トライブクルクル』『うぇいくあっぷがーるZoo』(順不同)

『四月は君の嘘』

1クール目は見ていなかったのだけど、あまりにも評判がよいので、1月の一挙放送で1クール目を見て2クール目から見始めた。

ほとんど、2話に1回は泣くくらいの感じで見ていた気がする。

特に最終回がすごいなあと思ったのは、Aパートがほぼ演奏で、Bパートがほぼ手紙という構成だったこと

こと、Aパートについては、あれだけ長い時間(数分間だとは思うけど)、何のセリフもなく音楽だけでシーンを成立させたのがすごいと思う。

歌のない音楽を聞けない人って多分それなりの数がいて、クラシック音楽だとなおさら慣れていない人もいると思う。

君嘘は、作品全体にわたって音楽を聴かせるシーンは多かったけれど、演奏シーンなどでは、観客のセリフが重なってくることが多かった。これが、その時の演奏のポイントを視聴者に伝える説明の役割を果たしていた。これによって、クラシック音楽を聞き慣れない人でもそのシーンを見るのが苦にならない形になっていたと思う。

最終回のAパートでは、演奏の途中で、公生とピアノだけが水面に浮かんでいる空想的な情景となり、演奏会場が映らなくなる。公生のモノローグは時折差し挟まれるが、観客によるセリフは入らない。

音楽でシーンが構成されていた。この音楽も、公生が演奏している曲であって、決してシーンのBGMではないわけで、シーンの中心にあるのが音楽だった。

このAパートの時点で既に泣いているわけだけど、Bパートの手紙はほんとボロ泣きだった。

アニメで泣くこと自体はよくあることなんだけど、こんなにも悲しくて泣くというのは初めてかもしれない。かをりが死んでしまったことがただ悲しい。

かをり派か椿派か、といえば、かをり派なんだけど、椿はよかった。椿は知れば知るほど応援したくなる子だった。

最後の蹴りと告白がよい。かをりの手紙というのは、確かに呪いになりかねないけれど、椿の存在によってそれは避けられている。

とはいえ、椿というのはずるい子でもある。椿が公生を好きだと言うことを気付いていないのは、公生と椿だけだとかをりは言ったけれど、かをりが公生を好きだということを気付いていないのも公生くらいなもので、椿はかをりと公生の気持ちに気付いていないわけがない。椿の振る舞いは、別に当然のものだし、公生への気持ちを考えれば自然なものだけど、聖人君子的なものではなく、言い方は悪いが、ずるいといえばずるい。

でも、その椿をずるい子のままでいさせないのが、柏木であって、柏木は本当によい友達

かをり(はちょっと状況が特殊だけど)、公生、椿の3人は、ほんとに中学生っぽい感じがする。特に公生の、かをりの言動に一喜一憂する感じとか、気にかけてるようであんまり他の人(椿)の気持ちまで斟酌しきれていない感じとか。

一方で、柏木はまあああいう中学生いるかなって範囲だけど、渡とか先輩とかは、あの年齢とは思えないくらいの出来たキャラだったなあ、と。

その点で、渡は可哀想だなというのが見終わったあとの感想で。かをり、公生、椿はそれなりにそれぞれの思いの行き場がちゃんと用意された終わりだけど、渡だけがちょっとね。何年か後にいい出会いをしていい恋をしてほしい。

かをり派なのでかをりの話をすると、種ちゃんの演技がすごくよかった。公生はかをりを「猫のよう」と評しているけれど、あのころころと表情が変わっていく感じが、よくでていた。



『SHIROBAKO』

間違いなく今季、いやここ数年の中でもトップクラスの作品であったことは論を待たないと思う。

最初にこの作品のCMを見たときは、「アニメ制作現場のアニメ、なのに登場人物はかわいい女の子しかいない?(最初のCMだと5人しか映ってなかった)」と思って、ちょっとこれ様子見だな、というのが正直なところだった。

出演声優にるるきゃんがいるから見てみるか、と見始めたけど、あっという間にはまった。

声優という意味では、おかゆちゃんも出てたし! これは見始めるまで知らなかったのでびっくりしたけど、矢野さんよかった。これまでのおかゆちゃんのイメージとはまた違うキャラで、かつ人気のあるキャラだったし。矢野さん以外も兼ね役で色々出てたし。

るるきゃんは、1クール目は天メソ、2クール目はシンデレラにも出てたけど、絵麻の演技は特によかったなあと思う。

にわかアニオタとしては、今迄よく知らなかったアニメ制作について垣間見る面白さもあったし、また、みゃーもりの悩みは自分にも突き刺さるところがあったし、あるいは、ずかちゃんがどうなるのかは最後までやきもきして、そして号泣であった。

 

 

寄生獣

文句なく面白かったが、アニメ『寄生獣』の面白さの大半は、原作の面白さであって、よくも悪くも原作に忠実な作りだったかな、という感想

その中で例外だったのは、加奈編で、あそこは原作と全然違う印象に仕上がっていた。

舞台が21世紀現在になっているために、携帯電話が存在しており、それゆえに原作の展開がそのまま使えないところ、携帯電話をわざと置いておくというのを一ついれるだけで、原作の展開を可能にした上に、原作以上に加奈の思いの強さを演出することができた、というのがすごい。

あと、話の内容とは全く関係ないけど、原作との変更点としては、市役所包囲戦で使われてた銃が変わってた。原作だと普通のショットガンで、山岸はショットガンと小銃を両方持っていたけれど、アニメではAA-12という化け物じみた銃が使われていた。この銃、これで初めて知ったんだけど、ちょっと調べた限りでは、ほんとうにとんでもない銃らしくて、なんで自衛隊がこんなもんもってんだよと思う一方で、対パラサイト用の小火器としてはこの上なく正しいチョイスなのかもしれない。

 

 

『プリパラ』

最終回1つ前がオーロラライジングだった

オーロラライジングとは方向性(?)が逆向きだけど。つまり、あいらが観客を巻き込むオーロラライジングに対して、プリパラは、観客の方から巻き込む形だった。

これと、みれい・雨宮回がプリリズっぽかったかなあ、と。

ところで、ドロシー役のずっちゃんが、ボクっ娘で男装趣味というの、なかなかよくできてる(?)よね。



『アルドノア・ゼロ』

2クール目は、レムリナンスとセラム・天ちゃんに注目しながら見てたような感じだけど

レムリナとハークライトが裏切ったりしないかなあと思ってたけど、そうはなりませんでしたね(まあ、尺的に無理だ)

 

 

『実在性ミリオンアーサー』

最後まで普通に面白かった。いや、「普通に」って何だ?

考察勢の考察をたまたま目にして見始めた実ミリだったけど、そういう考察の存在を念頭に置きつつ、自分は特に考察せず気楽に笑ったりしながら見るのが楽しい番組だった。というか、最初は「ショートギャグアニメ枠か」と思いながら見てたけど、ある時期から、ギャグだけでない部分も楽しみながら見ていた気はする。

ニムエかわいいよニムエ

いやでも、一番好きなキャラ、技ーサーだけど。モーガンも好き。

マーリンが結局退場したままで、モーガンがラスボスだったのはちょっと意外だったけれど(考察勢が云々していた検閲云々の話が最後多少は明らかにされるのかなあと思っていたところがあった)



『純潔のマリア』

面白かったけど、まあ普通の終わり方だったかなー

鈴木絵理と橋本ちなみがあの4人の中のどれだったのか結局わからないまま終わった

くまちゃんよかった



弱虫ペダル

面白かった(小並感)

御堂筋くんの演出や効果音が最初から最後までずっとやばかったw

でも一番やばいの真波くん

御堂筋くんは破壊力が高いだけだが、真波くんは価値観がずれてる系のヤバさ



ユリ熊嵐

最初は、「何これわけわかんねー(だがそれがいい)」だったのが、次第に言葉の意味が分かるようになっていって、最終的に結構シンプルなストーリーできれいにまとまった感じ

るる、かしこーい

るるの過去話とかが好きなので、最後はよかったけど、でもこう、ストーリーのためにああいう配置された感じもあって、るる哀れ

りえしょんが最終回になるまでりえしょんだって分からなかった

何より、橋本由香利の音楽がよかった。

OPが印象的だけど、EDが結構好き



ジョジョの奇妙な冒険

銀河万丈さんがよかった。このシーズンは、実アサとジョジョとで銀河万丈尽くし(?)だったな、とw

砂漠の人が最強っぽい感じがする



アイドルマスターシンデレラガールズ

はあ、素晴らしい3ヶ月だったなあ

アニメ見て、NOMAKEとマジックアワー聞いて、デレラジやデレパを聞いて、twitterやブログで感想・考察を読んで、時にニコ生があって、そしてまた金曜日がやってくる。このサイクルが最高に楽しかった。

新曲がどれもこれもライブが楽しみになるような曲ばっかり。あー、舞浜行きたい!



『トライブクルクル』

これは1年ものなのかな? だとすると半分か。

2クール目は双子とか諏訪湖とか新ライバルも登場してきたし、カノンの親バレとかシリアス回もあったし、ネタ方向も、ほや恋だの漬け物だの、また変な方向に突き抜けてたし

安定して面白い

ところで、アプリの音ゲーがクソむずいんですけどー



『うぇいくあっぷがーるZoo』

2014年10月から2015年2月にかけて、ネット配信で全10話だった、WUG!のスピンオフ作品。

WUG!本編は、3月の一挙放送で初めて全部見たので、こっちを先に見ていたことになる。

WUGメンバーが、動物園の猛獣に扮したちびキャラとなっていて、スラップスティック的なショートコメディが展開される。EDの「わんさかわんさかわんさかわんさか、こりゃ大変だ」というフレーズが妙に頭に残る。

これを見たおかげで、WUGへの好感度がぐっとあがったw

アイリがわりとすぐ死ぬのとかシャーク林田とか最終回パロとか色々ひどいw