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プリズムの煌めきの向こう側へ

アイマスとかアニメとか声優とかのことを書く、豚になってしまった人間の記録用紙

古瀬風「星下南中」(TOKYO 7th Sisters episode Le☆S☆Ca第7話)

月刊コンプティーク誌上で連載中の、ナナシス初の公式ノベライズ作品

『TOKYO 7th Sisters episode Le☆S☆Ca』

これまでも、ナナシスファンとして、Le☆S☆Caファンとして、ノベライズならではの丁寧な描写が楽しめていたのだけれど、第7話である「星下南中」がメディアミックス作品ならではの感動があったので、メモしておきたい。

ホノカ、キョーコ、レナの3人の出会いのストーリーであり、特にホノカとレナはまだアイドルになる前で、アイドルになるかどうかを含めて悩む様子が描かれている。

また、3人はまだ出会ってばかりで、それぞれ個別に悩みを抱えているが、7話かけて少しずつ、3人の間のパーソナリティが互いを支え合うような形へと向かっていく。

7話では、レナがホノカとキョーコの前で高跳びを跳ぶクライマックス・シーンがある。

  そして、チラリとキョーコとホノカのほうをもう一度見て、小さく息を吸い込み、勢いをつけるために数歩下がった。

「跳ぶよ」

 レナは自分に言い聞かせるように言うと、その場で何度か小さく跳ねた後、上体をグッと後ろに反らした。

 

このレナの「跳ぶよ」というセリフ、この文章を読んでいるときに、文字通り声が聞こえてきたのだった。

そもそも、ナナシスは既にゲーム内でボイス実装されているので、小説を読むときの声優さんの声を思い浮かべながら、いわゆる脳内再生をして読んではいるのだけれど、この「跳ぶよ」は特別だった。

というのも、実はゲーム中のシステムボイスとして「跳ぶよ」というセリフがあるのである。

リズムゲーム中に、レナがスキルを発動すると「跳ぶよ」というセリフを言う。

なので、ゲームをやっている支配人としては、レナといえば「跳ぶよ」というセリフが一番よく聞いてきたセリフで、耳の中にすっかり残っているのである。

もっとも、システムボイスであるから、その前後の脈絡はよく分からないし、高跳びをやっているというのは知っていたけれど、曲の中で「跳ぶよ」と言われてもまあ、そういうもの(システムボイス)だとしか言えないのだけれど。

それだけ聞いてきたセリフだからこそ、小説を読んでいる最中に、他のセリフとは明らかに違って、「自動再生」された

このシーンは、7話の中でクライマックスにあたるところでもあり、この声の「自動再生」によって非常にビビッドなものになった*1

そして、今まではただのシステムボイスに過ぎなかった「跳ぶよ」というセリフに脈絡が与えられて、特別な意味を持つようになった。

 

メディアミックス作品というのは、他メディアで使われたセリフやシーンなどを再利用することによって、既存のファンを喜ばせたり、より多層的な意味を持たせたりということは、一つの常套手段ではあるけれど、

このシーンは、特にぴたりとはまって素晴らしかったので、こうしてメモしておくことにした。

 

本作は、来月最終回を迎え、今夏には単行本化するとのこと。

 

今月のコンプティーク

他に、ヒゲドライバーインタビューがあり

「(Le☆S☆Caは)それぞれ個性的だからこそ、3人そろって歌った時のキレイナ分離感・バランス感はすごく気持ちよくなっていると思います」

とあり、そうだよなーって

あの3人って、歌聞いて思ったけど、結構声にクセがあって、それがとてもいい

 

コミカライズの方はマツリさん!

マツリさん、クッソカワイ!!

 

 

あー、Le☆S☆Caにとって1stライブになる、ナナシス2ndライブ、絶対行きたい!!!!(二次先行は当てる!!!!!

*1:ケンダル・ウォルトンの言葉を使うなら、随意的な想像より自然発生的な想像の方がよりビビッドになるということだ