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プリズムの煌めきの向こう側へ

アイマスとかアニメとか声優とかのことを書く、豚になってしまった人間の記録用紙

EPISODE.KARAKURI

ナナシス

先週から、ナナシスのアプリでは、Episode.KARAKURIが配信されている。

先週が1・2話、今週が3・4話の配信で、来週は5・6話、再来週に7話が予定されている。

KARAKURIは、ナナシスにおいては、アイドルではなくライバルユニットという位置付けであり、双子の謎めいた存在として描かれてきたが、そのバックボーンまで掘り下げられたエピソードはこれまで披露されてこなかった。

一方、同じくライバルユニットである4Uは、2015年3月にEPISODE.4Uが公開され、その過去が描かれるとともに、支配人たちのあいだで4U人気が高まった。非常に濃密なストーリー展開で、「ナナシスはシナリオがよい」と呼ばれる際に挙げられる代表的なエピソードであり、ナナシスという作品の魅力を語る上で欠かせないものとなっている。

ということもあり、EPISODE.KARAKURIは、長いこと支配人たちの間で待望されてきたもので、3周年を直前に控え、いよいよ満を持しての公開となったものなのである。

 

 

3・4話の公開直前、運営からの予告ツイートには「Tokyo 7th シスターズにとって」という意味深な言葉が。「KARAKURIにとって」でも「ナナスタ」にとって」でもなく、「Tokyo 7th シスターズにとって」とは?



ナナスタとゴシップ騒動

1・2話は、KARAKURIと777☆シスターズがグラフェスというライブフェスに参加することになり、合同レッスンなどをして、切磋琢磨しあうライバル関係としてより親しくなっていく、というものだった。

3話では、そのような和気藹々とした雰囲気が一転。

ナナスタとKARAKURIはお互いを嫌い対立している、というゴシップがにわかに世間を騒がせはじめることとなる。

ゴシップに悩まされる、あるいは自分の真意が周囲には歪んで伝わってしまうというのは、アイドルものにとって定番ともいえる題材だが、ナナシスで取り上げられるのはおそらく今回が初めてである。

元々、ナナシスの世界はアイドルがすっかり廃れてしまった時代であり、誰からも見向きもされないところが始まっていた。地元の商店街でライブをする、というのが彼女達の最初の頃の仕事だった。まだまだローカルな存在で、ゴシップとは無縁だったのだろう。

今回のエピソードにおけるゴシップ騒動は、KARAKURIという大スターが関わっていたからということはあるだろうが、ナナスタという存在がこの世界の中でも大きくなってきたのだということを感じさせるものだといえる。



騒動がこれ以上拡大することを危惧し、ナナスタメンバーはKARAKURIに会いに行くことができない。

そんな時、彼女達に代わって4UのウメがKARAKURIに会いに行き、KARAKURIの過去を知らされる、というのが続く4話の展開である。

ここでウメが、KARAKURIとナナスタとの間で動く、というのも、これまでの積み重ねがあってこそなので、なかなか感慨深い。

 

プロジェクトKARAKURI

さて、肝心のKARAKURIの過去である。

ここがまさに「Tokyo 7th シスターズにとって」重要な話となっているのだ。

箇条書きにすると、以下のような話である。

・KARAKURIの2人は「孤児」

・2人と同じような境遇の子どもが集められ、将来のスターとなるべく、歌についてだけ教え込まれる施設のようなものがある

・この育成計画がプロジェクトKARAKURI、統括していたのが「Dr.Serge」

・ヒトハとフタバは、プロジェクトKARAKURIで最後まで脱落せず残った2人

・KARAKURIは、まずセブンスシスターズを敵として倒すことになっていたが、KARAKURIデビュー直前にセブンスが解散した


この話にウメは絶句するが、ヒトフタはTokyo-7thにはよくある話であり、光には必ず闇があるのだという。

 

KARAKURIとナナシス

ナナシスには、アイドルものにしてはやけに過剰な、厨二じみた世界観設定が色々なされているが、これはいよいよそうしたナナシスの裏設定を掘り下げていくことになるのでは? と感じさせる怒濤の情報開示で、EPISODE.KARAKURIの今後の展開だけでなく、これから続くことになる、3周年、3rdライブ、アニメMVが一体どんなことになっているのか、否応なしに期待が膨らむところだ。

いくつかコメントしていこう。

 

まず、Dr.Sergeについて。

これは、KARAKURIの1曲目である「B.A.A.B」の作詞者としてクレジットされているのと同じ名前である。

ナナシスにおいて多くの作詞を担当しているSATSUKI-UPDATEとカナボシ☆ツクモが、実在しない架空の名義であるらしいことは支配人の間では知られていることである。

また、4Uの曲も、ナナシスのwebサイトでは、「UM-E-MO」とクレジットされ、作中人物のウメとエモが作詞していることが示されている。

というわけで、Dr.Sergeもどうも実在の人物ではないと推測されていたが、これまで一切情報が出てきていなかった。

しかし、SATSUKI-UPDATEとカナボシ☆ツクモは、まだ作中では名前が出てきていないし、UM-E-MOも直接的にこの名義の表記が作中で明示されたことはない(ノベライズでウメとエモコが2人で作詞したことは書かれている)。対して、いきなり直球で、作中の人物名として出てくるとは思わなかった。

また、「B.A.A.B」はDr.Sergeが作詞しているが、続く「-ZERO」「Wining Day」はSATSUKI-UPDATEが作者としてクレジットされている。これも1つの謎だったのだが、この2つの曲の歌詞を改めて読んでみると、プロジェクトKARAKURIの運命への抵抗や諦念を感じさせるものとなっており、その違いに気付かされる。

次に「孤児」について。

これまでナナシスを追ってきた者であれば、孤児と聞いてある別のキャラを想起せざるをえないだろう。

セブンスシスターズが1人、寿クルトである。

彼女もまた孤児であるのだ。もっとも彼女の場合、サーカスで育てられたという過去があり、プロジェクトKARAKURIとは直接関わっていないかもしれない。しかし、Tokyo-7thには、孤児を計画的に芸能人に仕立て上げる何らかの施策があるのでは、と推測してしまいたくなる。

例えば、ナナシスには、2028年に「特別芸能人格支援法令」が制定されたという謎の設定があったりするわけだが(ちなみに2028年時だと、ヒトフタ6歳、クルト10歳となる)。

セブンスシスターズは、Tokyo-7thのこうした事情を何かしら知っていた可能性は高いはずである。御園尾財閥の娘なんてのもいるわけだから、知ろうと思えばかなりの情報にもアクセスできそうだし。

となれば、セブンスシスターズがデビュー間もない「SEVENTH HAVEN」の時期に掲げていた「破壊」とは、一体何に対する「破壊」だったのか、想像してしまうところである(既存のアイドルのあり方・価値観を破壊するのだと思っていたが、物語的にはそれはTokyo-7thという都市のあり方を破壊するというものとして具体化されるのかもしれない)。

そして、KARAKURIデビューとセブンス解散時期について

KARAKURIは、当初セブンスシスターズを倒すことが目的であったが、図らずもセブンスが解散してしまい、その目的は達成することができなかった。

KARAKURIの2人にとっては、セブンスの解散は全くの想定外だったようだが、無論これは偶然の一致などではないだろう。

セブンスの解散とは、ナナシスという作品においていまだ明かされていない大きな謎である。

ここでわざわざ1話と4話の二度にわたって、セブンスはKARAKURIがデビューする直前に解散したことを述べているのだが、これはもちろん、セブンスの解散の謎に対するヒントなのだろう。


KARAKURIはアイドル?

KARAKURIは、アイドルではなくアーティストという位置付けがなされているのだけど、

プロジェクトKARAKURIのあり方ってむしろ断然アーティストよりアイドルに近いのではないだろうか。

ま、アーティストとアイドルをどのように捉えるか次第だけれども。

プロジェクトKARAKURIは、潜在的な才能を秘める多くの子どもたちを、欲得に駆られた大人たちが育成・選別し、満を持して世の中へと売り出した「あやつり人形」としての歌手、である。

これは結構通俗的なアイドルのイメージに近しいところがあるのではないだろうか。



ところで、まだ何も書いてはいないものの、アイドルテロリスト七咲ニコルとセブンスシスターズが、比喩ではなく文字通りテロリストだったら、という二次創作ネタを抱えており、めっちゃ公式に燃料を投下されてしまった感じw

KARAKURIも組み込まなきゃだめかーw