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プリズムの煌めきの向こう側へ

アイマスとかアニメとか声優とかのことを書く、豚になってしまった人間の記録用紙

仮面ライダーアマゾンズ

4月から第2期が始まる、仮面ライダーアマゾン

その第2期の宣伝を目にして、アマゾンズという作品自体を知ったので、どんなんだろうと1期を見てみたら、はまった

白倉伸一郎P、石田秀範監督、小林靖子脚本

初期平成ライダーのテイストを再び、みたいな企画らしいのだが、ホラーでバイオレンスな雰囲気をまとった作品となっている。

仮面ライダー」という言葉は作中には登場せず、ごく普通の銃火器でもって怪人と戦ったりもする、いわゆるリアル路線的な世界観

ちなみに「変身」というかけ声も存在せず、「アマゾン!」と叫ぶことで変身する。変身の際には何故か爆発が起きる。しかしこの爆発のギミックにより、変身後に決めポーズをとっている背後に野火がちらちらと燃えている、かっこいい絵図となるw

最後の決戦であるトラロック作戦においては、雨とガスがたちこめ、ドローンが上空を飛ぶ中、戦闘が行われ、このあたりも絵としてかっこよかった。思わず、「(演出として)トラロック考えた奴天才」って(心の中で)叫んでしまった。

変身したライダーと怪人との、つまりスーツアクター同士の格闘戦に、生身の女優による格闘アクションが加わるのもみどころ

あと、血しぶきがやたらと飛びまくったり、怪人へのとどめは基本的に心臓を手でえぐり取るだったりとバイオレンス描写強めなあたり、地上波の朝帯ではなくAmazon独占配信でしかやれないことをやるぞ、という制作側の思い入れが感じられてよいw



正義とは何かとか、異種族との共存は可能なのかとかいったテーマを感じさせ、いかにも平成ライダー的なのではないだろうか。

ライダーが3人出てきて、ライダー同士の戦いもあるほか、駆除班と呼ばれる5人チームも登場する。駆除班は生身の人間で普通の小火器等を用いて戦うのだが、5人チームということでキャラクターの配置は戦隊物っぽいところがある。



つまり、戦隊物的チーム戦も組み込みつつ、スーツアクターによる格闘だけでなく生身の格闘戦やガンアクションも混ぜ、地上波朝帯では入れられないバイオレンス描写も増し増しにして、シリアスなテーマとハードなストーリー展開で進行する初期平成ライダーの雰囲気を持つ仮面ライダー作品なのである。

わーお、すごいw



主な設定・あらすじ

2年前、野座間製薬で起きた事故により、アマゾン細胞によって作られた人工生命体=「実験体」実に4000体が街に放たれてしまう。

実験体は人間の姿に擬態しているが、怪人体へ姿を変え、人間を食らう。この2年間は、実験体につけられた腕輪により抑制剤が投与されていたが、少しずつ怪人体へと覚醒する実験体が現れ始める。

野座間製薬で、アマゾン細胞研究を率いてきた水澤本部長は、実験体を駆除するための調査班・駆除班を組織し、対策にあたらせてきた。

そこに、鷹山仁が変身する赤いアマゾン、水澤悠が変身する緑のアマゾンも加わる。鷹山、悠、駆除班はそれぞれの動機に基づき、時に協力し、時に反目しあいながら、実験体を駆除していく。

作中において「アマゾン」は、実験体および仁、悠、マモル(後述)、前原(後述)を含む総称として使われている。

トーリー前半は、人間社会に潜む実験体が突如牙をむく、ホラー的な(?)趣きで進んでいく。例えば、マンション一棟丸ごと実験体が住んでいたとかは、弱いが数の多い怪人に囲まれるのがゾンビものっぽい。

しかし、次第に、実験体と勘違いされた人間の連続殺人犯、出来るだけ覚醒を遅らせ人間社会に溶け込もうとする実験体たち、新たなアマゾン(3人目のライダー)の登場などにより、正義のありかが攪乱されていく展開をみせる。



場所

駆除班の詰所、鷹山が住んでいる七羽さんの家、水澤邸とそれぞれの拠点となる場所が、それぞれ特徴的な空間になっているのもなかなかよい。

詰所は、殺風景で物は少ないがゴミなどは無造作に転がっている感じ

七羽さん家は、狭いペントハウスボヘミアンスタイルのかなり生活感ある部屋。屋上で鶏を飼っている、鷹山が。

水澤邸は、全く生活感のない豪邸。



登場人物は、以下のとおり。軽いネタバレ含む。

 

水澤悠

読み方は「はるか」で、男性。

彼もアマゾンの1人だが、実験体とは異なり、水澤本部長曰く「第三のアマゾン」

2年前に作られ、以降、水澤家で暮らしていた。

緑色のアマゾンに変身する。

もともとは自分の正体を知らず、ある日、抑制剤の投与を拒み、内なる声に突き動かされるままに彷徨っていたら、駆除班と実験体との戦闘に遭遇し、アマゾンを巡る戦いの渦中へと身をおくことになる。

元々は心穏やかな性格だが、変身後は凶暴化する。ただし、我を失っているわけではない。

実験体を狩ることについて、様々な迷いを抱え、紆余曲折しながらも、守りたいものを守るという考えで行動するようになる。

基本的に、駆除班と行動を共にしているが、時に、実験体側にも共感し、覚醒前の実験体を狩ることを拒むこともある。

アマゾンに変身したばかり時に、事情を説明したりしてくれたのは鷹山なのだけど、鷹山は露悪的なところがあるので、仲はあんまりよくないw



鷹山仁

赤いアマゾンに変身し、1人、何にも所属せず、実験体を狩りまくる謎の男

メッシュに染めた髪、口ひげ、いつでも生卵を食べてる、人(悠や駆除班)のことを煽ってくるなど、近づきがたいというか人から好かれないというか、そういうタイプ

全てのアマゾン(鷹山本人を含む)を殺すことを目的としている。

人間を食べるアマゾンという生物を、一切の例外なく殺す鷹山は、間違いなく人間を守る正義のヒーローなのではあるが、その容赦のなさゆえに、絵づら的にはダークヒーローって感じになっている。

最終回で、覚醒前の人間体の姿をした実験体を惨殺するシーンがあるのだが、「あー、制作側はこのシーンがやりたかったんだろうなー」という感じだったw



駆除班

最初は7名いるのだが、2話までに2人死亡し、基本的に5名

むしろ主人公は、悠や仁よりも彼らといってもいいくらいで、視聴者的には一番彼らに一喜一憂しながら見ていく感じになる。

あくまでも、「金のため」に「虫を狩る」彼らだが、金のためなら何でもやる的な人たちではなくて、後半、チームの絆が強調されていくストーリー展開は泣ける!

(ちなみに駆除班は実験体を「虫」と呼称する。クモ、アリ、ハチなど確かに虫モチーフの怪人が多いが、コウモリ、モズ、カニ、モグラなど実際には虫に限らない)

実験体と戦う際には、銃持ってる組とのんちゃんが追い立てていって、マモルくんと悠がとどめを刺す、というのが基本戦術

近接戦闘に入っちゃうと、銃持ってる人たちは、回りで見守るだけになっちゃうのがちょっと面白いw

 

志藤さん(駆除班リーダー)

渋いおじさん。戦隊ものだと、むしろ司令ポジションにいそうかも。

「金のために」狩るということを徹底し、若い駆除班メンバーをまとめている。逆に、戦う動機があやふやでコントロール不能になる可能性のある悠を、最初は歓迎していなかった。

ハンドガン一丁で戦う。

 

ふくさん

メガネで背の高い無口な人。ドライバーでありスナイパー。

空き時間は読書している。志藤さんの次に年長者で(多分)、メンバーをよく見ている。

スナイパーと書いたが、正確にはスナイパーライフルを持ってる人で、スナイパーっぽいことをしてるの第1話くらいでしか見てない。スナイパーライフルを持って、他のメンバーと一緒に走ってることの方が多いw

 

のんちゃん

目つきと口が悪い女の子で近接格闘担当。ナイフとハイキックで怪人と戦う。そんなんでダメージ与えられるのかというと、なんか電撃の走る装置を装備している。

怪人に対して猛然と走りかかっていき、殴る蹴るを食らわせる。悠やマモルが怪人と戦っているさいちゅうでも躊躇なく乱入していく。

のんちゃんこと高井望を演じてる子は一体何者なんだと思ってググってみたところ、宮原華音という20歳のモデル・女優で空手初段。小学校から高校までずっと空手をしていたらしい。15歳の時に三愛水着イメージガールになるも、高校時代は芸能活動より空手を優先していたそう。『ハイキック・エンジェルス』なるアクション映画の主演も務めている。

かっこいいっす

 

一也さん

口髭をつけたひょうひょうとした元詐欺師。もし戦隊ものだったら多分イエロー(ただし、のんちゃんがイエロー説もありw)

虫駆除の際には、近隣住民対応係をやるなど口八丁でノリの軽い感じのおっさんで、なるほど元詐欺師だなという感じなのだが、後半になるにつれ、仲間思いなところを見せつけて、「一也さんなんで詐欺師だったん?」と思わせる

武器はショットガン

 

マモル

実験体とは異なり人間を襲わないアマゾンで、駆除班の他のメンバーとは違い、「お金のため」ではなく、「チームとハンバーガーのため」に戦う。

駆除班の中でもっとも年少者であるだけでなく、見た目よりも精神年齢が幼い。

モグラアマゾンなのだが、本家仮面ライダーアマゾンでもモグラアマゾンが仲間になることへのリスペクトだと思われる(Wikipedia知識なので曖昧)

野座間製薬内でのコードネームは「M」、最終回のサブタイトルも「M」



「お金のため」にしか動かない駆除班が、マモちゃんの集める5円玉によってチームの絆を確かなものとし、解散後も5円玉で集まってくるのに、最後マモちゃんだけが戻ってこない最終回までの流れが、もうひたすらにエモい!

一也さんのマモちゃんへの信頼、ほんと何



水澤本部長

野座間製薬アマゾンプロジェクトの総責任者にして、悠・美月の母親

冷静で厳しい判断をすることもできるリーダーであり、子どもたちに対しても同様に接するが、時に悠を心配する一面も見せる。

が、そもそもアマゾン細胞なる人食い細胞の開発をしていたこと、さらにいえば悠という「第三のアマゾン」を作ったことから分かる通り、マッドサイエンティスト的な面を秘めているといってもいい。

これぞマッドサイエンティストといった高笑いなどは決して見せないが、最終回において、科学者としての悦びを隠そうとしても隠しきれない何ともいえない表情を見せている。



加納

表情一つ変えない、水澤本部長の秘書の男

駆除班と本部長の間の連絡役も務める

実際のところ、一番謎な人物



七羽さん

鷹山を養っている謎の女性

駆除班の通信を盗聴したり、野座間製薬の研究所に忍び込んだりと謎のスキル持ち

地味にかわいい

 

美月

水澤本部長の娘で女子高生。悠の義妹にあたる。

部屋から出られない生活を送る悠をいつも気遣っていた。物語的にはほぼ蚊帳の外だが、度々悠を戦いの世界から引き戻そうとして、悠自身から断られる。



会長

野座間製薬の会長。マッドな老人。アマゾンズのやべーやつ。

 

橘本部長

神尾祐演じる、野座間製薬国際営業戦略本部長

アマゾンを兵器として売り込もうと考え、水澤本部長との間で確執がある

アマゾン細胞を密かに入手し、死んだ駆除班メンバー前原を甦らせる。

体全てがアマゾン細胞からなる実験体を第1のアマゾン、人間でありながら自らの身にアマゾン細胞を投与した鷹山を第2のアマゾン、アマゾン細胞に人間の遺伝子を投与してできた悠を第3のアマゾンとするなら、さしずめ第4のアマゾンといったところ。

(マモルはおそらく実験体と同じ)

トラロック作戦の妨害を画策するなど、ヒールのポジションにいるのだが、最終回まで見ると、会長や水澤本部長の方がマッドなので、むしろまともな人間に見える。

アマゾン細胞を使って完全な生命体を作るということが半ば自己目的化しているように思われる会長や水澤本部長に比べると、兵器売買を手がけようとしているとはいえ、商売のためという目的のもとで行動している橘の方が、理解可能な人種

 

橘を演じる神尾は、仮面ライダーオーズに出演していたが、

他に、仮面ライダー龍騎に吾郎ちゃん役で出演していた弓削智久が、ゲスト出演している回がある。



一応終わったけど、終わったとは言い難い終わり方だったので、このまま2期突入できるのが非常に楽しみ