死に舞さんの記事きっかけで、最近「CYTUS2」というゲームにはまり始めている。
2018年にリリースされた、台湾のRayarkが制作したリズムゲームスマホアプリ。
どうも有名らしいので、知ってる人は当然知ってるゲームなんだろうが、後述する通り、自分はやってるゲームが偏っているので、死に舞さんの記事を読むまで全然知らなかった。
曲がいい、リズムゲームが楽しい、ストーリーやそれを見せるためのUIが面白い、というのが主なよさ。
なんだけど、そもそもの話として、自分がこれまでやってきたスマホアプリゲームとゲームシステムに違いがあって、別に特別なシステムではないのだけど(というか、特別ではないからこそ)「あー」となってしまった点があるので、まずそれについて書く。
そもそもの前提として、自分のアプリゲー歴とゲームシステムの話
自分は元々あまりゲームをやっていなくて、据え置きゲームなんかはほんと長いこと所有していない。それが何の因果か、二次元アイドル系のスマホアプリに手を出すようになって、そのジャンルなら多少やるというようになったので、やったことのあるゲームが非常に偏っている。
今までやったことあるアプリゲーを下記にあげるが、全て国産の、二次元アイドルものないしそれに準ずるジャンルのゲームである。
ナナシス、エビスト、アイコネ、スクフェス、デレステ、ミリシタ、モバマスアプリ版、ミリマスアプリ版、フォトカツ、プリシェイ、キンプリラッシュ、アイナナ、SB69、ドリフェス*1
こうやって挙げてみると、意外と多いなと思うが、大半はもうやってない。逆に、ナナシスだけなんでこんな長続きしているか謎
さて、これらのゲームの間にも様々な違いはあるが、
・キャラクターのカードは、リズムゲームをクリアして入手する方法もあるが、ガチャで入手するのが主
・ガチャを引くためのコインや石などの資源は、ゲームをクリアするなどの方法でも入手可能だが、課金でも入手可能
・リズムゲームをするためには、スタミナなどの資源消費が必要。この資源は、時間経過で回復するのが主だが、回復アイテムもある。この回復アイテムは課金でも入手可能。
このあたりは共通している。
リズムゲームであると同時に、あるいはそれ以上に、カードゲームかつ資源管理ゲームという側面が強く、この資源の入手方法として課金がある、という構成になっている。
対して「CYTUS2」は、「カードデッキ」や「ゲームをするためのスタミナなどの資源」がない。
カードデッキがないのでもちろんガチャもない。リズムゲームをするために消費する資源がないので、もちろん回復アイテムも必要ない。
これはもう完全に好き嫌いの世界だとは思うが、自分は、カードデッキ組む(+カードを育成する)ことと資源管理することが、ただただ面倒なので、「CYTUS2」は完全に天国みたいに見えたw
いや、なんでそのあたりが面倒なのにナナシスが長続きしているのがマジで謎だし、性懲りもなく他のアイドルゲーやりはじめるのか謎だけど……
ちなみに、CYTUS2は、楽曲選択がキャラクターごとに選ぶ仕組みになっていて、5キャラクターは無料で遊べるのだが、それ以外の8キャラクターは有料になっている。
PAFF、NEKO#ΦωΦ、ROBO_Head、Ivy、Crystal Punkは無料
「なるほど、そこで金とる仕組みかー」と思ったけど、ゲームをやることそれ自体に直接料金が発生しているだけなので、めちゃ普通なんだよな。
これが新鮮に思えてしまう時点で、なんなんだって感じはある。
さて、こうしたゲームシステムが魅力に思えてしまうのは、単に今までやってたゲームが偏りすぎてたっていう個人的な事情によるものであって、「CYTUS2」というゲームそのものの魅力とは言えない。
曲
「CYTUS2」は曲が好きなんだけど、その点は、聞いてくれとしかいえない。サブスクで入ってるし。
Paffの曲だと、やはりGravityとかBody Talkとかが好き
あと、Apple musicにはないっぽいんだけど、Lilac for Anabelがすごく好き。
Nekoだと、Keep it up
RoboはDeadly Slot GameとかMake Me Burnとか
それから、Crystal Punkは、Sunshine Duration!
リズムゲーム面でいうと、タップ音が鳴らないのがデフォルトになっている(鳴る設定にもできる)、というのも個人的にはわりとよい
で、叩いてて気持ちいい譜面がちょいちょいありますが、ここらへんはゲーム詳しくないので省略。
ストーリーと世界観、UIの話
物語の舞台はサイバーパンク的な未来世界で、CYTUSというサイバー空間がインターネットの役割を果たしている。なお、神経ネットワークとも言われていて、神経直結インターフェースっぽい。
登場するキャラクターは、超人気女性シンガーのPAFF、ゲーム実況者のNEKO#ΦωΦ、ロボットのROBO_head、バンドマンであるXenon、考古学者で古楽器の演奏家であるConneR先生、謎の存在であるIvyや、ロックバンドCrystal Punkなどがいる。
で、まずアプリを起動すると、OPアニメーションが始まる。Æsirという超人気アーティストが主催したフェスの様子で、初めてÆsirが人前に姿を現すと言うことで話題になったのだが、トラブルが起こり、Æsirが出てくる前にライブが中止になってしまうというもの。
ゲームを始めると、PAFFやROBOもこのフェスの出演者だったことや、そもそもこのフェスで一体何が起きたのか(起きなかったのか)について、「途中で停電が起きたんだよねー」とか「いや、最初から中止になったでしょ」とか参加者の証言が食い違っていることが分かってくる。
このフェスで実際には何が起きたのか、というのが物語をドライブさせるものになっているようだ。
さて、CYTUSの物語の面白さとしては、そのUIにもある。
というのは、主に、作中でIMと呼ばれるSNS上の書き込みによって、物語がすすめられていくからだ。
アプリをインストールしたばっかりの時は、普通のお知らせ画面だと思っていた……。
こうした書き込みから、どういうキャラクターなのか、他のキャラクターとどういう関係なのか、この世界はどういう世界なのかといったことが少しずつ分かっていく。
メインキャラクターだけではなく、モブキャラとでもいうべき人々の書き込みもあり、ただそうしたモブの中にも、何度も出てくる名前もあって、熱心なファンや信者、あるいはアンチなんだなということもなんとなく分かってくる。
また、そうしたモブの書き込みから、このcytusというネットには、今、何らかのバグないしトラブルが起きていて、管理会社であるA.R.Cに対する漠たる不信感が広がっているのかな、という雰囲気も見いだせる。それから、どっかの会社の作った義肢が暴走して事故起こしてるとか。
このSNS風のUIが面白いところは、プレイヤーも「いいね」ボタンを押すことができるようになっている点と、実際のSNSにシェアする機能がついている点だろう。
プレイヤー自身も、cytusにアクセスしているかのような気分になれるギミックになっているわけだ。
なお、全てのシナリオがこのSNS形式になっているわけではなく、IvyやCrystal Punk Punkについては、会話や通信のログファイルみたいなもので進む
これは、台詞とト書きで構成されたようなものと考えればよい。
IvyとCrystal Punkのシナリオは、そもそもcytus上の話ではなくて、Ivyはなんか森の中? から始まる。
Crystal Punkは、バンドメンバーが久しぶりに再会したところから始まるのだが、なんか治安の悪い地域で、ぶっそうな雰囲気の中話が進む。他のシナリオと時期が違うっぽい?
曲を1回か2回クリアすれば、キャラクターのレベルがあがり、そうすると、新しい書き込みが読めるようになる。
一つ一つの書き込み自体は短いので、ストーリー自体の進みはゆっくりだが、かなりテンポよく次々とシナリオを開いていくことができる。
既に述べた通り、スタミナのような資源を消費することなくリズムゲームができるので、やろうと思えば、無限にやり続けることができるw
まあ、無限にやれるからといって実際やるかといえばやらないけど、スタミナ切れするゲームと比べると、ついやってしまうというところはある。
今のところ、無料パートで十分楽しんでいるところなのだけど、超メインキャラクターであるXenonやConneRは有料なので、いずれ課金も検討した方がいいのか、と思っているが、まあとりあえずは全然無料でやってる。
追記(20191212)
いやー、この記事を書いた翌日(つまり昨日か)、Nekoのレベル25に行きました
このゲーム、キャラクターごとにレベルがあり、それぞれレベルをあげてそれぞれのシナリオを進めていくのだけど、レベルロックというのがあり、あるレベルまであげると、他のキャラクターも同じレベルまで上げないと次のレベルに上がれない、というような仕組みで、シナリオの進行を調整している。
で、Nekoのレベル25というのが、ちょうどシナリオとして一つの区切りになるところになっていて、ここの仕掛けがすごかった。
アニメーションで、Nekoのところに、Æsirからの着信がかかってくる、のだけど、この直後、実際にスマホのバイブが鳴動する。
なんだ?! と思ってタップすると、リズムゲームパートが始動するのだけど、曲がノイズ混じり。さらに、ゲーム自体のスピードコントロールが狂っていく。
一体何が起きているんだ?! と思っていると、ゲームが終わり、メニュー画面に戻ってくるのだが、なんとこんな感じに。
ゲーム自体がバグったかのような演出がなされる
もっかいプレイすると元に戻るのだが、物語中ではNekoの実況放送中に大規模なハッキング=インターネットテロがあったとなっている
いやー、益々面白くなってきたなー