プリズムの煌めきの向こう側へ

二次元アイドル・アニメ・声優あたりの話題中心で、主に備忘用のメモ

ナナシスEP6.0


最終話、男性モブに声がついていたのにも驚いた
ヒメに会いに行くシズカ、栄養士を目指すことにしたカジカ、スミレの「アイドルを好きになってた」、ロナの「新しい自分が出てきた」
これみんな、EP1.0から始まってここまでの経過の中で生じた変化で、必ずしも「最初」の思いではない
ナナシスのテーマ曲ともいえるスタグリは、「「最初」の想いに約束してるの」という歌詞があり、ナナシスのエピソード内でも時折、この「最初の思い」という言葉がキーワードになることがあった。
しかし、「君は何がしたい?」への答えは、必ずしも「最初」のものでなくともよい。最初からは変化した思いであっても、それは「君は何がしたい?」への答えに十分なる。
スタグリはずっとナナシスを象徴している曲だった。自分は、新たなエピソードの更新があるたび、スタグリを聞き直したり、歌詞を読み直したりして、スタグリがなおもナナシスのテーマであり続けていることを確認しては感動していた。
しかし、EP6.0第6話の彼女たちの答え、あるいはまだ答えといえるほどはっきりしてはいない叫びは、いよいよナナシスがスタグリから離陸するときが来たのだと感じさせるものだった。
もちろん、EP6.0の中にはなおスタグリを意識させるセリフがあるし、スタグリと相反するものになったわけではない。スタグリの精神性は確かに継承されている(「わたしがわたしでいることが大切なんだ」「僕らはこの場所でまた一つになれるんだ」何より「何度だって/どこにだって/君に会いに行くから」)。
しかし、やはりスタグリから一歩踏み出したのではないかと思う。
劇伴に、H-A-J-M-A-R-I-U-T-A-‼︎のアレンジがよく使われていたことは象徴的だったのではないかと思う。(最終話後の感想に続く)


最終話について


ナナシスのエピソードが長編化しはじめたEP4.0の頃から、時々シナリオの自動再生中にアプリがぶちっと落ちるという症状が出ていたのだけど、再起動すれば直っていた。
がしかし、EP6.0の最終話においては、アプリ再起動しても同じ場所で何度も落ち、上記ツイートの通り、いくつかの対処法を試したが結局、一部再生できない場所が残った。
人から見せてもらって一応全部見ることはできたのだが、なもんで、自分のアプリ上では、最終話は既読になっていない……。



輝いてた昨日と/忘れかけていた明日の地図を見て/ひとりきりの世界でまた」「何も知らない子どもと/夢を捨てた大人の間でまた/少しずつ変わっていく」などの歌詞が、EP6.0によくあっているな、と


スタグリを離れていく物語だという話と、H-A-J-M-A-R-I-U-T-A-‼︎がEP6.0にフィットしているという話を既にしてきたが、
スタグリは、セブンスシスターズの曲であり、H-A-J-M-A-R-I-U-T-A-‼︎は、777の曲だ。
777が、どうセブンスとは異なる答えを出したのかという物語がEP6.0だとすると、スタグリからH-A-J-M-A-R-I-U-T-A-‼︎という流れは、当然のことだろう。


EP6.0は、EP0.7と話の流れとしては似たものがある。
似たような状況に置かれたとき、涙を隠すことを選んだセブンスと、笑わないことを選んだ777、と対比できるだろう。
これはどちらが正解だったというわけでもなく、違う道を選んだということに過ぎないが、777が1つの答えを出したことを明確に示している。


権力と金といえば、御園尾と久遠寺がいるわけだが、彼女たちは自分たちのために実家の力を使うことは決してしなかった、ということだけメモしておく