私信?
最近、電音部ノベルを読んだ勢いで知り合いのオタクに勧めたら、「電音部気になってたんですよ、今度読んでみますね」という反応で、無論これ自体は悪くないのだが、電音部少しは知ってるだろ前提でのノベル布教だったので、電音部未履修の人間にこの布教の仕方は雑だったなと思い直して作ってみたのが以下のリストになります。
このリストの趣旨
電音部、「とりあえず曲さえ聞けばよい」「まずは曲を聞こう」みたいな話が多いのだが、実際のところ、曲数多すぎてどこから聞けばいいんじゃ、という向きもあると思う。
今、何曲出てるのか自分もよく分かっていないのだが、自分のプレイリストの中には79曲入っている(なお、これは公式が出してるremix音源やインスト音源を含む曲数)。
普通にリリース順に聞いてってもいいし、気になったユニット順に聞いてってもいいし、なんだっていいのだが、いきなり70曲超ぽんと渡されても大変だろうなあと思って、じゃあとりあえず10曲選んでみるか、というプレイリスト
基本的には、強そうな曲、みたいな理由で選んだ。
電音部とは?
この記事を見ている人は、多かれ少なかれ電音部に興味を持っている人だと思うので、改めて説明しなくてもいいかと思ったのだけど、「お前が最近twitterでちょくちょく話してる奴だろ、見に来てやったぞ」という人がいるかもしれないので、簡単に。
バンダイナムコがやってる音楽メインキャラクターコンテンツで、まあ、2次元アイドルものの亜種です。
バンドがフィーチャーされたバンドリ、ヒップホップ・ラップがフィーチャーされたヒプノシスマイクに対して、クラブ音楽・DJがフィーチャーされたのがこの電音部
女子高生がDJやってるヒプノシスマイクだと思ってもらえば、おおよそあってます。
1.音楽がメインコンテンツ
電音部は「音楽原作」と銘打っており、曲がメインコンテンツ
ソシャゲやアニメは(今のところ)ありません。
この手のコンテンツを布教するにあたり、「このゲームの○○章までやって」とか「とりあえず、○○が出てくる話まで見てくれ」とかがあるけれど、電音部はそういうのがないので、上述したとおり「曲聞いてくれ」になるし、それ以上でも以下でもない。
そうは言ってもストーリーとか知りたいし、キャラクターについても知りたいという人向けには、ノベルや4コママンガがある。が、電音部についていうと、そのあたりはプラスアルファ要素で、必修科目ではなかったりする。
2.売りはコンポーザー
アニメやソシャゲにおいて「豪華声優陣!」とか「脚本はあの○○!」みたいな売り文句があるけれど、電音部についていうと、「豪華コンポーザー陣」ということになる。
この手のコンテンツへの楽曲提供では常連ともいえる、kz(livetune)やTAKU INOUE、石濱翔、IOSYSから始まり、tofubeatsや水曜日のカンパネルラのケンモチヒデフミだったり、あるいはSnail's House、PARKGOLF、Tomgggだったりなど、この手のクラブ音楽まわりが好きな人であれば「あの人が楽曲提供しているの?!」と思うような布陣となっている。
3.エリアごとに対決する
既に書いたとおり、女子高生がDJやっている作品なのだが、登場人物たちがエリアごとに分かれている。楽曲も、エリアごとにおおよその方向性がある。
アキバエリア(外神田文芸高校)、ハラジュクエリア(神宮前参道學園)、アザブエリア(港白金女学院)、シブヤエリア(帝音国際学院)の4エリアに加え、2022年3月に新エリアであるカブキエリア(真新宿GR学園)が発表された。
対決って何だ?というのが気になった人は、まあノベルとか設定とかGAME(という名のオンラインイベント)とかを見てみてください。
曲紹介・選曲理由など
1.Hyper Bass
ハラジュクエリア神宮前参道學園ユニット曲
作曲:Yunomi
初手Hyper Bass!
これはバンナムフェス2ndで公式も使っていた手なので、このプレイリストでも躊躇なく使うことにする(バンナムフェスでこの曲やるだろうと予想はしてたけど、初手はやべーだろw)。
ハラジュクのユニット曲にして電音部の代表曲といっても過言ではない。
わりと初期に発表された曲で、オタクたちを騒然とさせた。
普通の聴取環境で聞いてもヤバい曲だというのは分かるが、箱で聞くと、Hyper Bassというタイトルに違わぬとんでもない重低音がうなっている、らしい
らしい、というのは、自分はいまだ聞けていないからだ。Hyper Bassを現地で聞くまで死ねない……。
2.CHAMPION GIRL
シブヤエリア帝音国際学院・鳳凰火凜(cv:健屋花那)ソロ曲
作曲:Giga
電音部世界内で最強と称されるシブヤエリア、その中でもさらにトップに君臨する鳳凰火凜のソロ曲。いわゆる「治安悪い」系楽曲。
今回のプレイリストを作るにあたり、強そうな曲を選曲基準としたので、そうするとやはりシブヤだなというところで、その中から自分の好きな曲を選んだ。
3.Let Me Know
シブヤエリア帝音国際学院ユニット曲
作曲:Masayoshi Iimori
同じくシブヤエリアから、こちらはユニット曲。
オサレ系の曲かなーと思った直後にぶちこまれる凶悪ドロップ。がっつり暴れ回りたい。
ちなみにシブヤエリアの3人を演じている、健屋花那、シスター・クレア、星川サラは3人ともVtuber
4. 電脳ロリポップ
ハラジュクエリア神宮前参道學園・桜乃美々兎(cv:小坂井祐莉絵)ソロ曲
作曲:周防パトラ
ここで雰囲気を一転させての電脳ロリポップ
《ぽっぴんぱん のやぱぱぱぱ はじける毎日 ポップコーンで ドキドキ 大事でしょ✨✨》
ここまでの3曲は、さすがに他の2次元コンテンツでは聞けないだろ、みたいな曲を集めたが、電音部、そういう曲しかないわけではなくて、それなりに楽曲の幅がある。
あと、ソロ曲は結構キャラソンしているものもあって、曲からキャラを把握していくことができる。これもそんな曲の1つ。
正直、ハラジュクだけで10曲プレイリスト作れるし、ハラジュクで好きな曲これ以外にも沢山あるのだけれど、スターターという意味で、美々兎のキャラ性が現れていて印象にも残るこの曲をチョイスした。
美々兎が気になった人は、この後「Do you even DJ?」も聞いて
ハラジュクが気になった人は「シロプスα」「Future」を聞いたり、あるいは水上雛(cv:大森日雅)「Chick Chick love」、犬吠埼紫杏(cv:長谷川玲奈)「good night baby」とか聞いて
電波ソング他にもないかと思った人は、アキバエリアの茅野ふたば曲を聞いて
5.いただきバベル
アザブエリア港白金女学院・黒鉄たま(cv:秋奈)ソロ曲
作曲:ケンモチヒデフミ
Hyper Bassとならび、初期電音部を知らしめる曲になったのではないかと思われる曲
黒鉄たまの完膚なきキャラソンでありながら、キャラソンでこれありなの?! と思わせる強強な音楽
何より、秋奈の歌唱のインパクトがとんでもない。
一度聞いたら頭から離れなくなる「飛び跳ねろ」の巻き舌は、レコーディングの際に秋奈から提案があったものだそうだ。
6.twilight
アザブエリア港白金女学院ユニット曲
作曲:Tomggg
次は、アザブエリアつながりでこの曲。「いただきバベル」とは打って変わって静かな曲だが、アザブエリアは基本的にはこういう雰囲気の曲が多い。
アザブもアザブで好きな曲が多くて、ソロ曲も含めて他に色々と紹介したい曲は多いのだが、金持ち高校生の憂鬱(?)を描いていて、アザブエリアがわかりやすく分かるのと、「twilight(トワイライト)」がタイトルに入っている曲は名曲の法則(?)に従って、プレイリスト入り
7.トアルトワ
アキバエリア外神田文芸高校・東雲和音(cv:天音みほ)ソロ曲
作曲:TAKU INOUE
電音部、治安が悪いだけじゃないんだぞw ということで、「twilight」から「トアルトワ」へとつないでみた。
楽曲派2次元オタクには、とりあえずイノタク曲聞かせとけばオチるだろ、という選曲でもあるw
イノタクは今のところ「Mani Mani」と「トアルトワ」の2曲を提供していて、どちらもこの東雲和音のソロ曲となる。和音役の声優は、アイカツ!で紅林珠璃・大地のの・香澄夜空・花園きららの歌唱担当していたみほ。みほとイノタクの組み合わせ考えた奴、オタクの殺し方を熟知しすぎている。
8.Blank Paper
アキバエリア外神田文芸高校ユニット曲
作曲:TEMPLIME
アキバエリアつなぎでこちらのユニット曲
これは、電音部ノベルの雰囲気が分かるようなアニメーションMVが作られているので、ストーリーに興味がある人はあわせて見て欲しい。
また、MVは他にも何曲か作られているので、興味があれば公式のYouTubeチャンネルをチェック
アキバエリアは、電音部のいわば主人公的位置づけのユニットで、一番アニソン寄りの楽曲が多いエリアではあるのだけど、それでも少し王道を外したというか、アニメでいうならOP曲ではなくED曲みたいな曲をユニット曲としてお出ししてくるのが電音部だなあという感じ。
ちなみにアキバエリアの3人を演じている蔀祐佳、天音みほ、堀越せなの3人は、ディアステージ所属のアイドルで、みほとせなはアイカツ!で歌唱担当もしていた。3人とも声優は初挑戦となるが、ライブを見ると、さすがアイドルだなというパフォーマンスをみせてくれる。
9.I AM
アザブエリア港白金女学院ユニット曲
さっき、アザブエリアは静かな雰囲気の曲が多いと言ったな、あれは嘘だ。
いや、嘘じゃないんだけど、今月(2022年5月)リリースされて、「アザブこんな曲もいけるの」と思ってたら、そのまま翌週のバンナムフェスで披露されてしまい、バンナムフェスで初めて電音部を見た人たちが「アザブ、治安悪い……」となり、これまでの電音部ファンが「治安悪いのはアザブじゃなくてシブヤなんだ」とよく分からない弁明を始めることになった曲です。
ずっちゃんのラップ、いいよね
なお、アザブが方向転換したのはおそらく、電音部の第2部が始まったことと関係している。
そう、電音部は今、第2部が始まったところなので、電音部始めるなら今、なんだよなー
10.REIGN
シブヤエリア帝音国際学院ユニット曲
作曲:AZK & Toki
10曲のシメは何がいいかなーと思った時に、この曲のラストのシンガロング(?)っぽい箇所が最近好きで、クライマックス感あるなーと思って。
あと、大賀ルキア(cv:星川サラ)の「我こそはシブヤに君臨せしタイガー」が好きw
なお、コンポーザーとしてクレジットされているAZKは、アザブエリアの灰島銀華役である澁谷梓希の別名義。ずっちゃん(澁谷の愛称)は、元i☆Risメンバーでプリパラにも出演していたので2次元アイドルものの経験がある声優だが、それ以上に、クラブ音楽が好きで現在はDJとしても広く活動しているという点が、電音部的には大きい。電音部における木村昴的な存在というか*1。
11.emeth
カブキエリア真新宿GR学園曲
作曲:DC Mizey
スターターパックとしては10曲というのがキリがいいよなあと思いつつ、+1として「emeth」を追加しておきたい。
2022年3月に電音部2ndライブが開催され、第1部完結と第2部開幕が宣告された。その際、第2部から追加される新エリアとして発表されたのが、カブキエリアである(なんでシンジュクエリアじゃないの、というのは一応ノベル内で説明されている)。
第2部についてはまだ始まったばかりで、電のオタクもほとんどよく分かっていない。
ということはつまり、この曲さえ聴けば、今からでも電音部第2部にキャッチアップできてしまうのである。
ところで歌が入ってないんだけど? という当然の疑問が浮かんだのではないかと思うが、実はカブキエリアの3人を演じる声優については、今現在、オーディションの真っ最中なのである(一般公募され4月10日がエントリーの〆切だった)。
というわけで、マジで今からでも電音部第2部に間に合うし、今からでも古参を名乗れる、電音部始めるなら今!
他の人のスターター
検索したらいくつか見つけたので
ちゅらさん作成
ジョニーの島その他の物語さん作成
以下のnote記事を書いているnarutoさん作成
電音部個人的スターターキット2022.5ver.です
— やつはし (@U_y2hashi) 2022年5月14日
どうぞよろしくお願いします🙇
Eat Sleep Dance
Catch a Fire
Misty Love
爆裂タウマゼイン
Blank Paper
シロプスα