プリズムの煌めきの向こう側へ

二次元アイドル・アニメ・声優あたりの話題中心で、主に備忘用のメモ

『ぼっち・ざ・ろっく』

曲だけ先に聞いていたんだけど、アニメも見ました!(連休前に見終わって記事の下書きもできてた)
結束バンド - プリズムの煌めきの向こう側へ



邦ロックと下北沢分からんけど、面白かった
下北沢知ってたらより楽しめたんだろうなーとは思うけど、それ抜きでも十分面白かった
見る前に思ってたよりもコミカルというかギャグ要素が強めで、それが結構楽しかった


ぼざろ7話見た まさに、分離された虚構世界の重なり合いだった
実写を用いた映像を使ったシュールなギャグというのもあったが、分離された虚構世界の重なり合いも、そうしたシュールギャグの一環として用いられている、という感想

溶ける顔面など、どこかしらギャグに『あいまいみー』なテイストを感じさせるところがあり、個人的には好き ただ事前に抱いていた印象とはギャップがあり、何故この感じの作品でそんかギャグをやろうと思った? とは思う。合わない人はあわなさそう

「これは分離された虚構世界ですねー」って言い出すと頭が分析モードになるので「なんでこんなギャグやることにしたんだろ」ってなるけど、見てるさいちゅうは何も考えずにゲラゲラ笑って見てます

ぼざろ8話の、ぼっちちゃんの顔をヤスリで削るのは何だろうな。
分離された虚構世界といえないこともないが、あれは何だ?
あいまいみー』テイストなギャグだなーと思う。
というか、分離された描写が虚構的真理になっているんだよなー

実写映像を用いた、異化効果による笑いを狙ったと思われるシュールギャグが頻繁に使われていて、それは、ぼっちちゃんが1人の世界に入ってしまうということを表すために用いられたのだと思うし、その点で正解だとは思う。
その一方、きららアニメで(って自分はきららアニメや、きらら原作ではないが類似の作風のアニメをさほど多く見ていないのであまり自信もって断言はできないが)ここまでシュールなテイストでギャグを描くのは珍しいのでは、とも思う。
例えば自分は『ゆゆ式』が好きで、あれはかなりシュール寄りのギャグをやる作品だと思うけど、台詞や間を使ったギャグであって、映像表現を用いたギャグというのはなかったはず。
ぼざろの原作は未読なので、原作がどうなのかは知らないけど、このテイスト自体はアニメ化に際してのものなのではないかと推測している。原作に、急にフォトロマン風になるギャグとかあったらすみませんが。


物語自体は割と単調だな、と思う。
ピンチが訪れ、それをぼっちちやんのギターで解決するというのが続く、というか。
23/4/16 『ぼっち・ざ・ろっく』感想 何故ぼっちちゃんの髪はピンク色なのか? - LWのサイゼリヤ

このアニメは「異常なパーソナリティを克服し、クラスメイトやバンドメンバーに合わせられるように成長する話」では全くなく、むしろ逆で「異常なパーソナリティを温存したまま、それに適合した天職としてのロックの才能を開花させる話」です。

と書かれているが、成長物語ではない、というのはその通りだろう。
その点で、最終話が「あ、今日もバイトだ」というぼっちちゃんの憂鬱そうな台詞で終わるのが象徴的である。
というか、このあたりの作品全体のテイストのコントロールが興味深い作品だな、と思う。
OPアニメの最後の方で、ぼっちちゃんの顔がアップになるところとがすごく好きなのだけど、あのなんともいえない不安げな表情が、結局最初から最後まで本作の雰囲気に通底している。
上に書いたギャグの話とともに、アニメ化に際してこういうテイストでいくということを決めたというのが、なかなか興味深いなーと


喜多ちゃんがすごいなって思う
ギター始めて3ヶ月で「ギターと孤独と蒼い惑星」やって、半年で「星座になれたら」をやって、さらにぼっちちゃんの弦切れトラブルに対応したのが。
まあ、ギターボーカル自体はやれるようにはなると思うのだけど、全部オリジナル曲ってのがなかなかハードル高いし、ライブへの対応力がなかなかすごいと思った。
彼女は、キラキラ陽キャで善性のかたまりみたいな子なんだけれど、最終話で示されるぼっちちゃんへの感情というか、彼女のバンドへのモチベーションみたいなものが面白いなと思う。
彼女はそのコミュ力と善良さでおおよそ何事もそつなくこなしてきたのだろうけれど、自分の中に特別な才能があるわけではないことに気付いていて、それでも、4月に学校の廊下でギターをかついだ少女を見たときに、何かが始まる予感があって、そして、バンドの中の自分の役割を半年間必死に模索してきたんだろう、と。


長谷川さんの声のギャップがよすぎる
曲聴いてた時からボーカル良いなあと思ってたんだけど、喜多ちゃんの喋ってる時の高めの声と歌ってる時の低めの声のギャップがたまらん


下手な演奏が上手い
初ライブの時だったか、どんどん演奏がとっちらかっていくのがリアルだった


きくりさん好きw
CVぼんちゃん!!
ぼっちちゃんが、文化祭ライブでダイブに失敗したときに爆笑してるのが、解釈一致すぎた。いや、きくりさんはもちろん笑うよな、と。


そういえば、店長たそなんだよな


「ふたり」が人名ってわかりにくいよなー
「おばあちゃんがふたりの面倒見てくれるはずだったんですけど」っていう台詞で、ふたりが妹の名前だって分かってても、一瞬戸惑うぞw