プリズムの煌めきの向こう側へ

二次元アイドル・アニメ・声優あたりの話題中心で、主に備忘用のメモ

アイドルコネクト「Star*Trine」発売記念イベント

『アイドルコネクト』は、2016年8月16日にリリースされながらも、同年11月30日にサービス終了となった、スマホ向けアイドルゲームアプリである。

しかし、このコンテンツはアプリ本体のサービス終了後も、2016年12月からストリエにて、ストーリー連載をするなど、わずかながら命脈を保とうとしていた。

2017年2月23日には、未発表ソロ曲9曲を集めた『キミが一度笑うなら、千回わたしは歌うんだ。』をリリース。喜びの声があふれる一方、これが最後かとも思われていた。

しかし、8月18日に主題歌CD『Star*Trine』がリリースされるとともに、発売記念イベントが開催されることになった。

ゲームがリリースされてから1年以上、サービス終了から数えてもおよそ10か月ほどの月日を経て、初のイベントが開催されることとなったのである(正確には、リリース前に夏コミでお渡し会が行われているが、人前で歌を披露する的な意味でのイベントは初)。

2017年9月17日

場所はゲーマーズ秋葉原

念願であるアイコネのイベントであり、当然喜ばしい出来事ではある。あるが、これが事実上、最後のイベントであることも覚悟されていた。

期待と不安、というよりは、覚悟と未練といったほうが、イベント前に抱く思いとして近かったかもしれない。

どんなイベントだったとしても、何とも言えない気分で帰ることになりそうだな、と観念していた。

出演者は、春宮空子役の森千早都、瀬月唯役の相坂優歌、高花ひかり役の芝崎典子の3名である。作品に登場するアイドル自体は全部で9人だが、まあリリイベとしては妥当であろう。

個人的には、サービス開始からずっと柚木ミユ推しであったため、ミユ役の木村千咲さんがいないことは残念だったけれど、瀬月の歌が聞けるのであればそれで悔いはない、と考えていた。

そもそも、リリイベでは一体何をやるんだろうか。「Star*Trine」を歌いトークをするとして、ソロ曲はどうするのだろうか。2曲両方とは言わないが、1曲は聞きたい。そんな感じであった。

19:30開場20:00開演

キャパは150名で、着席でのイベント

自分は前から7列目くらいで、会場の半分より少し後ろくらいの席だった。

始まるまで少し時間があって会場を見回していたら、会場の一番後ろに道井悠が立っているのが見えた。会場の後ろはほかにも何人か関係者らしき人たちが立っていた。

リリイベ、それも店内のスペースでのそれは参加が初めてなので、普段この手でイベントでどうなのかはわからないのだが、有志からのフラスタもいくつか設置されていた。

台風が来ていて、この日の真夜中には関東でもピークに達することが予想されていたが、イベント時間はまだ小雨程度だったこともあってか、開演時刻までに席はほぼ全て埋まっていたと思う。

時間になり、会場の照明が暗くなる。

薄暗いステージに上がってきたのは一人

音楽がかかる。照明がつく。ステージにたった森さんが歌いはじめる。

「空になるよ、このハピネス。」

空子のソロ曲!

歌いながらダンスを踊っている森さん

写真で見ていたよりもよっぽどかわいくて、ちょっとびっくりしてしまった

少しずつ赤のペンライトが増え、コールも混じるようになる。

あっという間に曲が終わり、森さんと入れ替わり、芝崎さんがステージ上に上がる。

「spica heart」

きたああ!

アップビートの曲に、会場も一気に盛り上がる。

ひかりの声が聞こえてくる。

ってか、芝崎さんかわいいいいいいいいい

コールの声にも力が入ってくる。やっぱこの曲は盛り上がらないとね。

そして、こうなればもちろん次はわかっている。

「恋スル私←New!」

わかっているけれど、イントロが流れたとき会場から思わず声が漏れた。

相坂くん歌うまいってのは知ってたけど、実際に直接見るのは初めてで、実際見たらちょっと圧倒的だった。

歌もダンスも超うまい!

っていうか、ダンスが、ゲームと同じぃぃ

少なくとも、ゲームで見知った振り付けを何か所か見ることができて

ところで、自分はペンライト降っていたけれど、隣にいた人が(どうも耳に入ってきた雑談によると10代くらいの男の子だったんだけど)ずっと祈るように手を握って聞いていて、それはそれで「ああ」ってなりました。

3曲終わったところ、他の2人も登壇し、ステージには3人が揃う。

各自、キャラとしての挨拶と自己紹介

具体的に何言ったか忘れてしまったんだけど、瀬月は王子としてのセリフを言ってくれていた。「子猫ちゃん」みたいなセリフ。

芝崎さんについて、会場から「推せるー!」って声があがると、「私だって推してる」と答える森さんだったり、

空唯といってイチャつく森さんと相坂くんを見て「唯ちゃん」と言ってすねる芝崎さんだったり(かえちゃんがいるでしょって言われて、なおさらわたわたしてた、かわいい)

そのまま3人抱きついて尊い

最初から泣きそうになっていたという森さん

ステージに立つこと自体が初めてで緊張しているという芝崎さん

相坂くんは、アイドルっぽい仕事がやっとできると喜んだのもつかの間、色々なことがあって(NGが出るので直接は言えないw)、それが何故か急にイベントできることになって、オファーが来たら即答してとアイコネへの思いを語っていた。

他の2人も、「色々なことがあって」とボカしつつw その度に会場に笑いが起きつつ、このようなイベントが開催できたことが奇跡のようだと話していた。

そして、「まだこれでイベント終わりじゃないからね」と相坂くん


一度はけたあと、後半戦がスタート

「青春ハイタッチ」

1,2,3で始まるこの曲

一緒に手拍子するのがとても楽しい

この曲、森さんの声すごくマッチしてるんだよなあ

「あなたらしく私らしく」

この曲もやるのか! そりゃやるよな!

初ステージの子が、このなんかムズイ曲(なんてたってサマン曲)を歌ってる!

もうそれだけで感動してしまう

「WHITE PAGE」

最高!

本当に!瀬月唯が!いる!

何度でもいうけど、相坂くん歌もダンスも超うまい!

やっぱりゲーム振り付けだし!

再び3人そろってのMC

何やらスクリーンが下りてきて、会場もざわつきはじめる。

そして、ノベルアプリの発表に大歓声が湧く。

あまりの盛り上がっぷりに、相坂くんが思わず「ノベルアプリだけど大丈夫?」と聞くくらい。

大丈夫どころから、どれだけお礼言っても足りないくらいで、会場のあちこちから「ありがとう!」という声が飛び交う。

日本語版と英語版が出るとのことだが、ボイスについては「今のところ、そういう話はもらってないんだよね」

どのタイミングだったか忘れたけれど、会場から「お金、出すよ」という声も飛ぶw

ボイスが今後つくのかどうかステージ上で何となくごにょごにょしていると、森さんが「お金出して」と思わず一言して、再び会場が沸くw

今日が、アイドルコネクトという作品の一つの終わりの場だと思っていた。

キャスト陣も言っていたけれど、そもそもゲーム本体のサービスが終了して、これだけ時間が経っているというのに、このようなミニライブが開かれるということ自体、奇跡みたいなことなのに、終わりどころか、コンテンツの続きが発表されたのだ。

イベント自体、笑いの絶えない明るい雰囲気で進んでいった。

最後に3人からのコメントで、芝崎さんが涙ぐんでしまうシーンがあった。次歌うのにこれ以上話すと本当に泣いちゃうから、と。

森さんもそれを見て泣きそうになっている。

するとすかさず、「私も泣いたほうがいいかな」と相坂くんが大げさな泣き真似をしてみせる。森さんも「そんなのされたら涙ひっこんだわ。そういうとこ好き」と戻ってくるw


最後の曲はもちろん3人で「Star*Trine」

控えめに言っても神アクト

本当に今のアイコネのためにあるような曲で(もともとアプリ立ち上げ時に作っていた楽曲のうち未発表になっていたものなのだが)

このイベントに来れて、この曲の、このアクトを見て聞くことができて本当によかったと心の底から思うことのできる素晴らしいものだった。

Aメロの最初のフレーズを1人で、続くフレーズを2人で歌うというアレンジ

1番は、空子が最初のフレーズを歌い、ひかりと唯が2人で続けるもので、それはそれで「ひか唯~」って感じでよかったのだが、

2番の、ひかりが1人で歌ったあとの、空子と唯の2人が歌い上げるフレーズに痺れた。

何度も言ってるけど相坂くんは、段違いで歌がうまいんだけど、ここ完全に空唯の声がきれいに揃っていてもう!

あと、この曲は手を左右に振る振りとかくるくる回す振りとかあって、雑ながら振りコピの真似事もできたのが楽しかった。

本当に、全曲ちゃんと振り付けがしてあって、めちゃくちゃよかった!

3人がステージを下りていく。

でも、その時のあいさつは「またね」で

そう、きっといつかまた会うことができるのだ、ということを信じられるイベントの終わりだった。

まさかイベント終わりに笑顔でキャストに「待たね!」って言えるイベントになるとは全く思っていなかった。

こんなことってある?

行くことができて本当によかったです。

これからも、アイドルコネクトについていきます。

昨日と今日とで、アイコネの画像もアイコネの曲も、違って見える、聞こえるようになっていた。

最後に一言

芝崎さん推せる!