シーズン全体のタイトルは「竜との舞踏 A Dance with dragons」で、9話のタイトルは「竜の舞踏The Dance of Dragons」なんすね。まあそれはそれとして。
シーズン5は、顔のない神々、ハイスパロー、ハーピーの息子たちといったヤバげな連中が次々と登場
ハイスパローのじいさんは、紅の女と並ぶ、ヤバい宗教家枠。マージェリーを投獄した時は、このじいさんも結局は政治権力に阿る輩だったかと思ったら、続いてサーセイ投獄という激ヤバ案件へと踏み込んでくる。このじいさん、純粋なる宗教原理主義者だとは思うのだが、活動家としてどれくらいの力量があるのかはまだまだわからない(既にして存分に高いが)ところが恐ろしくもあるが、シーズン6以降でどのようにサーセイからの逆襲にあうのかというあたりもヒヤヒヤものである。サーセイを生きて返したのはこのじいさんの最大の失敗だと思うのだが。
サーセイの恥辱の道、Wikipediaによると、身体は別の女優で顔と合成していたらしい。ゲースロはたいてい、シーズンの終盤に、大戦闘シーンとか大虐殺シーンとか入れてくるけれど、シーズン5は恥辱の道がそれに相当する感じだった。精神的にきつい。まあ、その直後に、ジョン・スノウ暗殺が続くわけだが。
ハーピーの息子たちは、いまだ正体不明であるが、穢れなき軍団に対しても圧倒する戦闘力の高さがやばい。バリスタンが殺されたのも衝撃だが、闘技場でのわらわら出てくる感もやばかった。かなり無差別に客を襲撃しているようだったが。
そして、顔のない神々は、暗殺稼業をやっているっぽいが、行動原理というかいろいろとわけわからなくて怖い。「お前は誰だ」といって自分の名前などを捨てさせるのは、自己啓発や洗脳のプロセスっぽいわけだが、プラスして、超自然現象っぽいことも起きているので、黒と白の館とはいったい何なのか把握しにくいのが怖い。アリアが、まさかこんな道をたどることになるとは思わなかった。
アリア、ほんと今後いったいどうなってしまうのか。
壁については、やはりハードホームが今シーズンの中盤クライマックスだった。ホワイトウォーカー率いる軍団との、初めての本格的な一戦。そもそも圧倒的な物量で攻め込まれる絶望。さらに死んだ味方が敵の兵力になってしまう絶望。
そして、ジョン・スノウ暗殺という衝撃のラストシーン
デナーリスサイドでいうと、やはりティリオンとジョラーの珍道中が面白かったw 2度追放されながらもそれでもカリーシの元へと馳せ参じようとするジョラーのストーカー、じゃなかった忠臣っぷり
そして、シーズン6からティリオンがデナーリスのもとでどのようにその腕を奮うことになっていくのがとても楽しみ
ティリオンはなー、優れた上司のもとで優れた才能を発揮するタイプの人だと思う。自分でヴィジョンは作れないがヴィジョンを与えられればその実現に尽力できる感じ? ヴァリスがティリオンとデナーリスを組み合わせようとしたのはその点で慧眼。
あと、チーム・デナーリスの人たち、基本的にデナーリス個人に惚れ込んだ軍人タイプの人ばかりで、文官がいなかったのでその点でデナーリス側にも需要があるし。
シーズン5は、ドーンも出てきた。
こちらはジェイミーとブロンの珍道中w
ラニスター家子供世代は、ジョフリーだけどうしてああなったって感じで、トメンとミヤセラはほんといい子なんだよなー
そして、トメンもミヤセラも結婚相手を得ることで、母離れしていくことになるのだけど、サーセイは子離れできないという奴
まあ、トメンは完全に母離れしているわけじゃないけど。
ドーンのあの女(王弟の妻だっけか)と娘たち、やべーな。
そして、サンサとボルトン家
サンサはだいぶ強くなったけど、それ以上にえぐいラムジー・ボルトン
だがしかし、シオンが最後にシオンとして復活してよかった……!
OP、ウィンターフェルがボルトン家の家紋になってんだよなあ
ボルトン家の家紋、ひどすぎない?w
紅の女、あれはねーよ
まあ、スタニスの娘を火あぶりにするところは、奴の行動原理的には筋が通っているから、1億歩譲っていいとして、その後、急に腑抜けになりやがって
っていうか、あの状況であの火あぶり見せられて、モチベーション保てる奴なんていねーよな
スタニス、作中、ウェスタロスで王を名乗った人たちの中では一番優秀な人だったと思うんだけど(あと、マンス・レイダーも優秀)、ウィンターフェル戦はもうどうしようもなかったな……
ラムジーに殺されるのだけはやめてくれよなって思っていたので、相手がブライエニだったのはよかったなとは思うけど。ここでリタイアかー