プリズムの煌めきの向こう側へ

二次元アイドル・アニメ・声優あたりの話題中心で、主に備忘用のメモ

2_wEi 2nd LIVE Past to Present

8beat Story♪の2_wEi、2ndライブ夜の部に参加してきた

取り急ぎ感想

 

神田明神ホールって初めて行ったのだけど、神田明神の近くにあるホールなのかなと思ったら、近くというか神田明神の敷地内だったのでびっくりした

神田明神文化交流館という建物の2階がホールになっており、1階はお土産物屋さんになっている。

七五三とか神社の方で催し物をやっていたっぽくて、普通の観光客も多かった。

まあ、神田明神自体、ラブライブなどオタクと関わりの深い場所ではあるが、ライブ開始前にオタクがたむろってるところと観光客の動線が完全に重なるのは、事故感あるといえばあるw

あと、入場待機してる時、太鼓の音が聞こえてたり、神輿をかつぐ掛け声が聞こえてきたりと、これから始まるライブとのギャップ感を楽しめたw

 

 

 

 

 

とまあこんな感じで、ライブ直前の水木金に畳みかけるようにあった上で迎えたライブ当日

 

そこそこ番号がよかったので、わりと真ん中前の方で見れた

2_wEi1stライブやQoPの時はそこまで前方ではなかったし、トークイベントの類は行ったことないので、今までで一番近い距離で野村さんを見れた気がする

あ、Chara1のライブも結構近かったかなと思うけど、今回、お立ち台にあがると本当に近く見えた。脚もちらちら見えるくらいには。

ただ、オルスタの前方はやっぱりもみくちゃにされるし、視界が狭いので、ステージ全体とか振り付けとかはあんまりちゃんと見れていない。

今回、前の方で暴れるぞーという心持でもなかったので、内心「やべ、前すぎたかも」と思いつつ、最初の数曲が終わって少し落ち着いてからは、そこそこ周囲にスペースのある余裕のある位置取りができたかなーとは思う。

 

 開始前

注意事項を告げるアナウンスが、ちょっと加工された声で、うしろにノイズもあって、1stの時を思い出させてテンションがあがる

さらに、セキュリティの人の紹介も(1stファイナルの時からあったらしいけど、行ってないので)

めちゃくちゃ歓声があがり、右側の人がこらえ切れずに照れ笑いしてしまい、さらに会場が沸く、というw

 

1.jailbreak
2.Numb
3.basement

4.MMIX
5. Green Cat.
6. Be alive
7.Homeache

幕間映像

8.Despair
9.UNPLUG
10.Heroic
11. Inheaven

12. Heart 2 Heart
13. Pain - pain

 

1ユニットの単独ライブなので当然と言えば当然なのだが、二次元アイドルもののライブが、3時間とかかけて30曲やるようなのが多い中、13曲、MCも切り詰めて、アンコールも当然なし、ちょっと時間見てなかったので所要時間分からないけれど、多分2時間もないくらいの長さで

 しかし、尺が短くても密度が濃い。終わった時の満足度はとても高い。

ただその一方で、2時間もないくらいの長さなのに、なんで俺こんなに内容覚えてないんだ、みたいな鳥頭状態に陥っているので、今回のレポはざっくり行きます

 

2_wEiはライブを見るたびに*1

 「森下来奈さんがすごい」ということを言っていた気がするのだが、これは、野村さんがすごいのは既に知っていて、森下さんがノーマークだったので、実際にステージで見てると驚く、みたいな話なのだけど

もう少し具体的にいうと、らなちゃは、表情の作り方がとてもうまい

対して、らなちゃと比較した時のまいちゃは、過去のステージにおいては、「にらんでる」感はすごくあるけど、艶っぽさみたいなのはそんなにない、という印象があった。

がしかし、今回のライブでは、とにかく、まいちゃの顔が見えるたびに*2、「野村さんの表情が!」となっていた。

艶っぽい、という言い方が果たして正しいのか、というところはあるのだが、ある種の色気が出るようになっている。

さて、じゃあ、らなちゃはどうかというと、こっちはこっちで歌がより強くなってきた、という印象を受けた。

 

1.jailbreak

ステージ前に、檻の柵を模したかのような赤いレーザーが放たれ、2人がステージに現れる。

1曲目かよ! って感じだった

一応、ラップを歌っているところを食らいつくように見ていた、はずなのだが、ライブあるあるというか、1曲目の記憶が薄い……

それから、1~3曲目あたりは、結構前方でごちゃごちゃしていた、というのもある。

でも、「めっちゃ近っ」って思ったのも1曲目だったとは思う。

あ、らなちゃが、バンダナをばっと投げたのは覚えてる

 で、このツイートの写真の1枚目が、まさにjailbreakなのだが、肝心のこれを見れてないんだよなー

記憶がない、とかではなく、多分見えてない。この位置関係だと、人の陰になってそもそも見えていないか、まいちゃの方しか見てなかったか、どっちか。

もったいねーことしたなー、とは思うが、しかし、公式がこの写真をアップしてくれてマジ感謝

いやほんと、この写真選ぶのマジ攻めてるよねw


2.Numb

jailbreakからのNumb、第4章の流れだー! っていう高まり

 

3.basement

basementというと、猫の手っぽい振り付けの、かっこいい曲なのにかわいい振り付けだなという印象があって

しかし、Tokyoファイナルの映像見たら、なんかそれっぽいのが見当たらなかったんだけど、今回見たら、やっぱり猫の手っぽい振り付けはあったのだが、もはや可愛らしいというのではなく、はっきりと「爪でひっかく」という攻撃的なものになっていた、と思う。

 

4.MMIX
5. Green Cat.
6. Be alive
7.Homeache

曲個別で書けることがないんだけど、Green Cat.かBe aliveかそこらへんだったんだけど、サビのあたりの、らなちゃの声がめっちゃよかった箇所があった気がする。

全体の印象でいうと、前回のライブは、セトリの後半になるにつれて、2人が目を合わせる、互いに向き合うなどの振り付けが増えていったという記憶があるのだけど、今回は、あまり2人で互いに向き合う、互いを見るというのは少なかったかな、と

まいちゃがお立ち台の上で、結構客席のあちこちに視線をやっていたような気がする

 

MCは相変わらず、アルミとミントを崩さず、キャストとして話す瞬間は一切なし

ただ、前回は、アルミとミントのままでグッズ紹介なりなんなりもやっていたが、今回は、そういうトーク的なものもなく、このライブに込めた思いを伝えるセリフや、「お前ら、まだいけるよなー」的な煽りなど、ほんと必要最低限という感じであった。

のだが、このMCにも仕掛けが施されていた

 

幕間映像

スクリーンが下りてきて、ゲームのシナリオ画面と同様の画面構成でエピソード的なものが流れ始める

3日前(あとで、人から指摘されるまで気付いていなかったのだが、我々の時間でいうと3日前というのは第4章が公開された日に他ならない)というテロップのあと、どこかの喫茶店にいるアルミとミント

店内のショーケースにはケーキしか並んでいないような店なのに、肉食ってるアルミさんw (まあ、ソシャゲにありがちな、背景絵と話の内容が微妙にあってないんじゃ的な奴)

ミントがアルミに対して、今の自分たちが「絶望」を歌う意味はあるのだろうか、悩んでいると打ち上げる。

これに対して、アルミは今の自分たちが「絶望」を歌うことにも意味があると語り聞かせる、というエピソードになっている。

この映像、いくつかの泣かせポイントがあり、というか、明らかに4章の続きに位置する重要エピソードなので、ゲームにも再録お願いしますって感じなのだが

まあ順を追っていくと、「絶望」って言葉をこういうポジティブな形で使うアイドル作品他にあるぅ? っていう

というか、ここでのアルミさんの話が、2_wEiが、ある意味では「アイドル」になった瞬間でもあるな、というところで

つまり、自分たちの絶望を表現するために歌うのではなく、絶望を知っている自分たちが聞いている人間の絶望を上書きするために歌おう、と。

アイドルと一言で言っても色々あるけれど、「ファンを応援する」みたいな要素というのはおおよそどの(二次元)アイドルにもあるものかなと思う。でも、「お前らの絶望分かるよ、その絶望、私たちの絶望の歌で上書きしてやるから、ぶつけてこいよ」(意訳)という、ひたすら「絶望」押しで、ファンを支えるという形は前代未聞だと思う。

それから、今回のエピソードで、セリフとして一番泣かされたのは、アルミさんが「2_wEiは未来に向かっている」と言ったところ

4章で「過去を愛している」というセリフがあったり、あるいは優衣の言葉として「生きるってことは前に進んでいるってこと」というのがあったりはしたけれど、はっきりと「未来」という単語は出てこなかったはず。

「過去」「今」ときて「未来」という言葉がアルミの口から出てきたのに、泣かずにはいられなかった。

茶店から優衣の部屋に移動して、これまであったことを振り返っていくようなところがあるのだけど、本当に2_wEiの物語のほとんどは、この部屋で起こってきたんだよなあ、というのも感慨深い。

思い返す内容の中に、歌と心を人間と交わし合ったみたいなことも言っていたのだけど、内心で「ひなた見てるかー?」ってなってた(あとで知ったが、関係者席に社本来てた)

あ、現地で聞いている時はハニプラとのライブバトルのことかなと思ってたんだけど、むしろ、これnanoとの対バンのことか。あ、いやしかし、あの対バンってゲームストーリー上には位置づけられない、よな……?

それから、全般的に、アルミの声の演技が本当にお姉さんになっていて、その野村さんの演技にめちゃくちゃ泣けた。

アルミの演技は、ここ最近変化してきているように感じていて、それはぼーっとした、何考えているか分からない、というか何も考えていなさそうな状態から、心の中に何かを抱いている存在への変化というか。

それが特にはっきりと感じられたのがこの映像で、姉として妹に自分の思ったことを話して聞かせている感じになっている。

そもそも、そんなシチュエーションがこれまでほとんどなかったよな

とにかく、内容もさることながら、野村さんの声の演技がとてもよかった。

で、続いて、ライブ当日となって、ゲーム画面の映像でライブシーンになるのだけど、そこでアルミさんが話しているMCが、「いや、それさっき聞いた奴!」となる。

そう、まさにこのライブの一番最初のMCでアルミ=まいちゃが言っていたのと一言一句同じMCで、「今俺は一体何を見せられているんだー?!」と頭抱えてしまった

最近のライブって、一番最後に、その日の映像を撮って出しで流す演出があったりするけど、それを見せられたような感じ。でも、映像に映っているのは野村麻衣子と森下来奈じゃなくて、アルミとミント。

というか、2次元アイドル作品のライブというもの、本編シナリオとの関連性を匂わせる演出はあっても、じゃあ、今ここでやっているライブが、本編シナリオのこの章とこの章の間の時点に位置づけられますよ、みたいなレベルで話とライブを直接つなげるなんてことをすることはまずない。

がしかし、2_wEiはそれをしてきたわけで

というか、普通、ストーリーというのは、大体一つのメディア内で完結するようにするもので、ゲームの続きをライブでやったりすると、ゲームをやっている人がみなライブに来ているとは限らないし、またその逆もありうる。

ただ、8beat Story♪は前科(?)があって、リーディングイベントでやっていた話の内容が、本編シナリオとしっかり繋がっている重要な奴だった、というのがある(普通、朗読イベントなどで披露される話は、番外編的なものなのだろう)。

なので、ライブでストーリーの続きをやるという展開はいずれ来るのではないだろうか、という予期みたいなものがあったのだけど、実際にやられると「やりやがったなあ」と気持ちが高まるw

ただ、これは人と話していたのだが、ほんと、リアルタイムで追わないとわからない、後追いするのがどんどん難しいコンテンツになっている、という感じもなくはない。

第4章とかも、「Inheaven」を2人が口ずさんでいるところは、第4章公開時点では本当に何も知らされていない曲だったから、「なんだこの曲は?!」という驚きがすごくあったのだけど、第4章公開の数時間後に「新曲ですー」って発表されて2日後に新曲自体も公開されたので、あの驚きをちゃんと体験できたのって、本当にあの数時間だけだった、というの難易度高すぎる。

 

8.Despair
9.UNPLUG
10.Heroic
11. Inheaven

あの幕間映像があり、告知映像があってからのDespairはマジで完璧なセトリ

そして当然UNPLUGへつながる流れ

今回のライブも照明演出のかっこよさが際立っていたのだけど、特に挙げるとすれば、一つは1曲目jailbreakの赤いレーザーの檻の奴で、もう一つがHeroicで、後ろの2_wEiロゴがビカビカ光る奴だろうか。

で、新曲のInheaven

めちゃくちゃいいね。ゲームで聞いててもいい曲だなーと思ってたけど、ライブで聞いてさらによさのギアがあがった感じ

 

12. Heart 2 Heart
13. Pain - pain

H2Hもライブで聞くのは初めて*3

音源で聞いててももちろんよい曲だったが、まさかライブでここまで楽しい曲だとは思っていなかった。H2H、ドラムにノるのが超楽しかった。

で、Pain-Pain

らなちゃの「なんでなの」が、1st夜の部はあまりうまくいってなかったところだったのだけど、今回は聞きたいものが聞けて、ラスサビはもう思いっきり前方に突っ込んでいってたw

 

終演後、会場内で発表内容についても改めてアナウンスされていたのだけど、2ndファイナルはタイトルにFutureがついているということにそこで気付いて「ああ」ってなってた

 

追記(20191202)

感想で書き忘れていることあったー

幕間映像を見ながら思ってたことなんだけど

2_wEiは、観客に対して、今苦しいことあるかもしれないけれど2_wEiがいるよ、みたいなことを言うんだけど、まあ、今の自分は概ね安定してそんな辛いこともなく生きているので、ちょっとすまんな、みたいなところがあるが、

対して、アルミとミントが、自分たちは自分たちにあった辛いこと・絶望を決して忘れず、その時の感情を歌い続けるんだ、ということを言っており、その道はきっとつらい道なんだろうな、と今の自分は思う。

もう自分もおっさんなのでおっさんみたいなこと書くけど、10代とか子どもの頃、若い頃に感じていた悩み、苦しみ、つらみみたいなものって、当時は、この痛み忘れるなって思っていたりもするんだけれど、実際のところ、色々忘れてしまっている。

もっとも、未だに10代の頃と同じような悩みをリアリティ持って抱えていたら、それはそれでヤバい、と思うんだけど、それがヤバいと思うのもまた、おっさんになってしまった証でもある。

でも、そうやってある程度忘れていくことによって、生きやすくなる面はある。

だから、アルミとミントがこの想いをずっと忘れずに歌っていくぞ、ということを言った時、その道はきっとつらい道で、自分には歩めなかった道だけど、だからこそ2人を応援していきたい、というふうに思っていた。

2_wEiの想定客としては正道を外れると思うけれど、自分はそういう立ち位置なんだなーとも思った

 

*1:言って過去に2回見ただけだが。

8beatStroy♪ chara1 LIVE - プリズムの煌めきの向こう側へ

8beatStory♪ 2_wEi 1st LIVE Driven to Despair - プリズムの煌めきの向こう側へ

*2:繰り返しになるが、オルスタのわりと前の方、しかし最前ではない場所にいたので、見え方がどうしても途切れ途切れ

*3:nanoさんとの対バンではやっていたようだ。ただし、その際は野村、森下、nanoによる歌唱で、2_wEiとしての歌唱はやはり初、とのこと