プリズムの煌めきの向こう側へ

二次元アイドル・アニメ・声優あたりの話題中心で、主に備忘用のメモ

フォー・オール・マンカインド シーズン2

見終わったので、見終わったという記録
面白かったのだけど、最後の方でなんか飽きてしまった。いや、飽きたというわけではないけれど、優先順位が下がった。


シーズン2は1983年が舞台。
月面基地が大型化している。米ソによる史上初の宇宙戦争がすわ勃発か否か、というのがメインプロットとしてありつつ、シーズン1での登場人物たちの多くが中高年となり、NASAの幹部クラスになっていく中で、どう生きたいのかということを改めて突きつけられるドラマとなっている。


エドとカレンは、シェーンの死後、ベトナム孤児を養子にとっており、その子ケリーの進路選択を巡る物語が進む。女の子なのだけど、本人は父親に憧れて海軍へ進みたいと思っていて、それを知ったエドが非道く狼狽する。が、お互い思うところを話し合って、再び家族の絆を確かめる。エドの本心を知ったカレンは、エドにもう一度宇宙へ行くように進める。ケリーは産みの親を知りたいと思うようになる。
といったこのあたりの物語は、ある意味予定調和的ではあるが、まあ悪くない話であったのだが、カレンのその後の行動がわりと意味不明だった。
つまり、ゴードー・トレイシー夫妻の息子は、カレンに対して恋愛的な意味で憧れの気持ちを抱いているのだが、カレンは一夜だけ彼と寝るのである。
この行動のケリは結局シーズン2の中ではつかないままとなった(カレンはエドにこの件を告白して、エドは当然動揺するのだが、翌日にはミッションで宇宙行きだったのでそのまま保留になる)。
まあ一夜限りの過ちといえばそうなんだけど、友人の息子かつ息子の友人で、しかも子供の頃か面倒みてた相手やぞ、と。
パムの店を買って切り盛りしていたり、ウェインとすっかり仲良くなってマリファナやってたりと、自分の人生を謳歌するようになったカレンだけれども、シーズン2を通して次第に迷走していった感じがする(飛行士室長で似合わないデスクワークをしていたエドが、再び宇宙へ行ったのと対比されているような)。


ゴードーとトレイシーの話も面白かったけど、ラストがつら
その「つら」という点も含めて面白い話ではあったけど。


NASA幹部、マーゴが有人宇宙飛行センター長となっており、エレンが副長官、そして後に長官となる。宇宙飛行士室長はシーズン2の前半ではエドだが、後半からモリーに代わる。
ドラマの中では、NASAのトップ会議はこの3人+国防総省から出向してる4名で構成されているので、シーズン2は途中からNASA側の幹部が全員女性になる、という展開になっている。
マーゴの関連人物では、アレイダが役者変更になっていて、最初違和感があった(アレイダの作中の年齢があがったためなのか、役者側に何かあったのかはよく分からない)。
それから、アポロ・ソユーズのドッキングミッションの話が持ち上がり、ソ連側からマーゴと同ポジションの人としてセルゲイという技術者が登場。次第に2人は親しくなっていく。


月面での米ソ対立は、結局相互不信のなせる技なのだが、しかしまあ最終的には撃ったアメリカが悪いよなあ、とは思う。
最終話は本当に宇宙戦争勃発直前まで行くのだが、ダニエルとエドがそれぞれの持ち場で、それぞれ命令違反することで、これをなんとか回避する
まあでもこれはダニエルとエドのそれぞれのキャラクターの積み上げによる説得力はあったと思う。


バビロン・ベルリンはシーズン2の途中で力尽きてる