3年生になった久美子たちを描く第3期。
1話は普通に4月だか5月だかに見始めたはずだが、かなりゆっくりペースで視聴していて、1クールアニメだけど、8月下旬に見終わった。
そんなわけなので、最初の方の記憶が薄く、クール全体を振り返る感じでもない。
また、そもそも第1期が2015年、第2期が2016年、リズと青い鳥が2018年、誓いのフィナーレが2019年なのである。もう結構記憶の彼方だわー(調べてみたら、アンサンブルコンサートが2023年だけど、これ未見だった……)。一方で、「え、もうそんな前のことなの?」という感じもあるにはあるけど。
まあでも、無事最後までアニメ化できてよかったなあという話もある。
さて、それはそれとして、最高学年となった久美子たちなんだが、
そもそも久美子ってやっぱり後輩キャラなんであって、久美子は先輩より後輩やっている方が面白かったよな、というのは正直な感想としてはある。
麗奈もその点としては同じ。
まあ無論、先輩となった彼女たちの葛藤や成長を描くものなので、そんなこと言うてもしゃーなしなのだが。
カルテットでいうと、「みどり」とか葉月の方が、先輩キャラではあるよなあと思う。
その意味で、みどりと求くんの話とかはよかったけど、どうしても脇筋ではあるよね。
そういう意味でも、そうじゃない意味でも、あすか先輩出てくると「あすか先輩キター」ってなるw
デウス・エクス・マキナみがすごかったw
やっぱりユーフォの面白さって、あすか先輩に由来するところが大きかったのではないか。とはいえ、あすか先輩に頼ってばっかはよくないし。また、逆に、例えばあすか先輩視点で描かれると、もしかしたら大して面白みはないのかもしれない。
今回、キャラとして面白かったのは、奏かも
「あーこんな子だったな」というのと「あれ、こんな子だったけ」というのがあり、後者は「こんなに久美子好き好きになって」という点で
あすか先輩を慕う久美子みたく、久美子を慕う奏になってんのかなーと思わせておいて、最後のオーディションで泣きじゃくる姿が、吉川じゃん!
まさか、奏がリボンちゃんポジになるとは思わんじゃん。でも、3年-1年のあすか・久美子よりも、3年-2年の香織・リボンちゃんの方が、同じ3年-2年の久美子・奏と相似になりうるのか。
見終わった後にインタビューやらなんやら読んで、最後のオーディションがアニオリだと知る。
最後のオーディションや大吉山が、久美子が1年生だった時の形を変えた反復になっていて、よい改変だったなと思う。
ともよちゃんがインタビューで、離婚が決まった後の話とか、別れるのは決めたけどアパートの更新までまだ間があるから相手には言ってない期間の話とか言ってて、なかなか言い方が辛辣だなと思いましたw
でもまあ、3期は、これまであすかウイルスと麗奈ウイルスに感染して浮かされていた熱が冷めていく期間だ、というのには、「なるほど、そういう風に見ればよかったのか」と思った。