プリズムの煌めきの向こう側へ

二次元アイドル・アニメ・声優あたりの話題中心で、主に備忘用のメモ

KARAKURI/ 『Re:SONANCE』

1曲ずつレビューできるほど聞き込んではいないが、ざっくり聞いて、KARAKURIのニューアルバム、いいなと思ったので、メモしておくとともに、ポスト茂木のナナシス曲についての感想も

 

01.Re:SONANCE Kyota. 

02.Zenith 5u5h1

03.Binocular Vision Kyota.

04.Synergistic White 5u5h1

05.Raise One's Voice Kyota.

06.Bluenote Theory Nika Lenz (Arte Refact)

07.Mirai Konzert 原田雄一

 

タイトルの後ろに作詞作曲者名も入れておいた。

Kyota.、5u5h1、原田雄一の3名は同じ事務所(テレビ朝日ミュージック)に所属しているが、特に5u5hiと原田雄一の2人は、個人的には、エビスト曲に参加している作家として認識しいてるので「おおっ」となった。


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Re:Sonance

Re:Sonance

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このアルバムの何がよいかといえば、これまでのKARAKURIとはまた違う雰囲気になっていることで、ゲーム作品のキャラクターではなく、実在するアーティストのような感触をえられる点だろう。

秋奈がゲスト出演したナナシス放送局を、ながら視聴ではあったが見ていたら、「アマテラスより後でアイノシズクより前」みたいなことを言っていた気がするのだが、確かに初期のKARAKURIと、KARKURI2039をつなぐような作品になっていたように感じる。

KARAKURIはやはりライバルということで、これまで単発で曲を出すときはやはりどこか強い曲でなければいけなかったと思うのだけど、アルバムという形で出すことによって幅が出たのかもしれない。

これまでナナシスにはあまり参加してなかった作曲家陣が入ってきたことも、それに一役買っているだろう(と書いたのだが、改めて確認してみたら原田雄一はすでに何曲かナナシスに曲提供していた)。

先述したとおり、5u5hiと原田雄一の両名については、個人的にエビストでの印象があるので、彼らの担当した曲についてだけ最初に聞いた印象を述べておくと、

Mirai Konzertはなんとなく原田雄一って感じがした。

5u5hiについては、エビストでハードロックの印象があるので*1、こういうジャンルもいけるのかは思いながらも、しかし相変わらず「強い」曲なのはさすが。ただ、それ以上に、「Zenith」「Synergistic White」の2曲とも、サビが非常にキャッチーで、Zenithであればゴリゴリのバックトラック、Synergistic Whiteであればメロのラップとの落差がいい感じであった。

秋奈もナナシス放送局で、ラップからこのサビがくるとは、みたいなことを言っていたと思う。



ポスト茂木のナナシスと自分

なんてタイトルだw

茂木がナナシスから離れたタイミングと、自分のライフスタイルが変わってアニメやソシャゲに割く時間が減ってしまったタイミングが、たまたま一致していたため、茂木がナナシスから離れて以降(2021年以降)のナナシス(以下ポスト茂木のナナシス)にほとんど触れることができていない。

この時期はコロナのこともあったりしたので、余計、ナナシスとは距離が開いてしまった。

ゲームの方は、稀にログインしたりはしているのだが、イベントは全くといっていいほどやれていないし、新規エピソードもほとんど見れていない。

俺もこのままナナシスをフェードアウトをしてしまうのかなとも思っていたのだが、そんな中、2022年7月のRoots.エピソードはほぼ公開された時期に見て(同時期のイベントも少しやっ)、結構面白かったので、徐々にナナシス復帰していきたいなという気持ちが湧いてきている。

また、新規楽曲についても試聴はしていたもののゲームやフル音源はなかなか聞けていなかったのだが、最近再びサブスクに入ってきたので漸く聞くようになってきたところである。

というわけで、ポスト茂木のナナシス曲についての感想などを少し



ソロデビュー曲3つ

まずは、未デビューだったカヅミ、ジェダ、エイがソロデビューを果たした件について

この3曲については、正直複雑なところはある。

曲自体は決して悪くないとは思っているのだが、キャラソン寄りであるなという気もしている。

ナナシスはこれまでユニットという形で曲を出してきて、それによりキャラソンであることからは距離をとっていたところがあったと思う。

まあ、キャラソンであることは悪いことなのか、そもそもキャラソン寄りとは一体何を意味しているのかという問題はあるけど、例えば「オ・モ・イアプローチ」とか「たいくつりぼん」を聞いたときの驚きみたいなものはなくて、いかにもそのキャラっぽい曲なのだ。いかにもそのキャラっぽい曲としては大変クオリティが高いのだが。

まあ、デビューまで散々待ったキャラクターでしかもソロ曲の1発目で、どこまで冒険ができるかといえば難しいところでもあるとは思う。

カヅミ曲もジェダ曲も、印象に残るメロディで、単体ではよい曲ではある(エイ曲は、単に和風曲があまり刺さらないという個人的な好みの問題があってあんまり聞いてないが……)。

その一方で、コンセプトのレベルで、もう少し何か驚きも欲しかったという気持ちはあるのである。

この点について一応補足しておくと、茂木じゃなくなったからというわけではなく、茂木だった頃からも感じていた話ではある。

ところで、ジェダ曲についていうと、曲自体はいいし、伊波杏樹の歌うめーなーって思うんだけど、でも、ライブで生の管楽器は来ないんでしょ、という意地悪な感想も思い浮かんでしまったり……。

なお、カヅミ曲は原田雄一、ジェダ曲はKyota.

 

既存ユニット新曲

SOLの「陽だまりの世界地図」好き。特に、おかゆちゃんの、成長したマノン声の歌がよき。

それ以外については、まだ聞き込んでないからというのもあるだろうけど、まだあんまりピンときていないところがある

そんな中で、やっぱすげーなと思わせるのが4U。さっきKARAKURIの話として、これまでのKARAKURIとは違う面も出てて実在アーティスト的な感触があると書いたけれど、4Uも同じで、「Funny☆Clutch」なんかはほんと、4Uがまた一歩進んだなあという感じだった。

4Uはもうだいぶ昔から4Uという独立した存在として成立していて、あの3人がいれば何をやっても4Uになる、という強さを獲得していて、それが変わらず続いているなあという感じ。

今回のアルバムで、KARAKURIもそういう存在になってきたなあと思っている。

QoPにもそういう存在になっていってほしいなあと思っているけど、どうなるかな。



新ユニット曲

さて、ポスト茂木という意味では、新ユニットこそが試金石というところだろうか。

Stella MiNE、Asterline、Roots.の3ユニットが出てきているわけだが、

この中では、Stella MiNEの「Be Your Light」はかなりいい。要素もりもりって感じだが、個人的にはイントロとアウトロの英語詞部分がかっこよくて好き。

それにしても天野のさとちゃんは、こんなかっこいい歌をこんな声で歌えるのか、というところにも感嘆

あと、Roots.の「New Age」もゴリゴリでかっこいい


その他

そういえば、ナナスタシスターズでの曲が出ていた。

その括りでの曲が出るのを以前から待ってたんで、その1点だけで嬉しい。

ポスト茂木のナナシスはそれ以外にもいくつか、それをやって欲しかったんだよなという展開があって、具体的には、ナナシスラジオやナナシス放送局のような定期的な番組配信、それから、ライブで行われた他ユニットのカバー。

いつかやってほしいなあと思っていたことがようやく実現されたのに、こちらがわの状況のせいでどちらも事実上フォローできていないのは忸怩たる思いがないわけではないのだけど、ここらへんは新体制になってよかったことなんじゃないかな、と思っている。

*1:とはいえ、エビストの最新アルバム「Terms / Years」ではそれ以外のジャンルもやっていたので、ハードロックだけの人ではないことも承知しているのだが