プリズムの煌めきの向こう側へ

二次元アイドル・アニメ・声優あたりの話題中心で、主に備忘用のメモ

電音部ハラジュク!

美々兎復活!!

 

2回目の40週連続デジタルリリースもいよいよ完結

最後の2曲は、ハラジュクエリア曲となった

 

 

Full Moon (feat. Yunomi)

Full Moon (feat. Yunomi)

  • provided courtesy of iTunes

 

Change (feat. Yunomi)

Change (feat. Yunomi)

  • provided courtesy of iTunes

 

いずれもfeat.Yunomiとなっていて、「Hyper Bass」「Distortion」に引き続き楽曲的にもガリガリにとがった曲となっているが、歌詞的には物語とのつながりも聞き逃せない曲となっている。

 

「Full Moon」は、雛と紫杏の2人が歌う浮遊感溢れる、しかしどこかもの悲しい曲となっている。それにしても、Yunomi曲はにちかちゅの歌パートがいつも難しいような。というか、ほとんど泣いているような声で歌っているのである。

(追記)

この曲、歌ありで聴くと歌の印象が強すぎるけど、インストで聴くとそれはそれですごくいいな

最近のハラジュクは歌ありとインストで印象変わるので一粒で2度美味しいみたいなとこある

(追記終わり)

歌詞としては、1月にリリースされたそれぞれのソロ曲、「タカラモノ」「prayer」と同様に、2人が美々兎を慕い、その復活を願う歌となっている。

電音部(1月) - プリズムの煌めきの向こう側へ

 

そして、続く「Change」である。

こちらは、美々兎、雛、紫杏の3人による曲だが、実質的には、美々兎を主役に据えた曲となっている。

まず、楽曲的な面を簡単に確認しておきたい。

電音部におけるYunomi曲というと、「Hyper Bass」「Distortion」というとんでもない曲があるわけだが、例えば「Hyper Bass」はそのタイトルで示されている通り、重低音が仕込まれた曲であった。

それでは「Change」は何か。これはリズムの曲だろう。冒頭、パーカッションと美々兎の声だけで展開され、この曲のリズムが強調される(というか、たぶんポリリズムになっている)。ラップというわけではないが、この曲の歌は決してメロディアスではない。

これ、めちゃくちゃイヤホンで聞きたくなる曲だし、フロアで聞きたくなる曲だし、このリズムにあわせて踊りたくなる曲だ。しかし、決してオーソドックスな曲ではなくて、やっぱり「Hyper Bass」「Distortion」を作った人の曲だなあという感想になる。

初めて聞いた時の感想は「40週連続デジタルリリースのトリをこの曲にするの、いい意味で頭おかしい」だった。

 

さて、電音部のストーリー展開とこの曲の関係についても確認しておこう。

まず、昨年3月に開催された、電音部2ndライブ神無月の部において、新エリアであるカブキエリアが発表されるとともに、髪を切った美々兎による「Do you even DJ? 2nd」が披露された。

美々兎の身に何かとんでもないことが起きたことが示唆されたわけだが、この時点では詳細は明かされず、4月から電音部ノベル第2部が順次公開されていくことで、少しずつ明らかにされていった。

電音部ノベル第2部(3月・4月更新分) - プリズムの煌めきの向こう側へ

現在、第10話、第11話で、雛や紫杏が再登場し、カブキエリアによりパーティを破壊されて以降初めて、ハラジュクエリアメンバーが沈黙を破った形となった。

いまだノベルの方で、美々兎の消息は明らかになっていないわけだが、それに先駆けて「Change」により、美々兎の復活が示されることになった

 

踊れ、心…

 

 

こんな感じで、第2部以降のハラジュクの曲をまとめて聴いたのだが、この流れで聞くと歌詞がエモすぎて「Change」泣ける

「Tokyo Bug Night」はハラジュクのストーリー展開からは若干離れるんだけど、ここで夜が提示されたあとに、続く「Full Moon」も夜の歌で、しかしこちらは、夜の終わりを望む歌で、いよいよ「Change」で夜があける、という展開になっているとも捉えられる。

 

「Full Moon」

どのくらいきみを想えば仄暗い夜は終わるのだろう

「Change」

波は還り、もうすぐ日が昇るみたい

 

歌詞の呼応というと

「Full Moon」で

雲の合間にまだ探してるのは

ただ踊りたいと舞い散るような

静寂と静寂の間を優しく繋ぐ声

というのがあって、「Change」では

誰かと繋いだ今が見たいんだ

(中略)

じゃあ、なんで隙間を感じるの?

届かない距離なら諦めるの?

(中略)

踊れ、心

となっていたりする。

また、「Do you even DJ? 2nd」では

報われないの 奪われちゃうの

この世界じゃ

と歌われていたのに対して、「Change」では

そこの世界はもうきみのものだよ

となるわけで、そりゃ泣くでしょ。



3rdライブ

さて、電音部第2部の始まりを告げるのが2ndライブであったように、これはもう、3rdライブもまたストーリー展開とつながった演出がくるのは待ったなしだろう。

それにしても3rdライブ結構注目すべきところが多い

 

まず、カブキエリアも含めた形では初の全体ライブとなる。

カブキエリア単独では既にライブをやっているわけだが、電音部全体のライブにカブキエリアが入るのは初(のはず)。

カブキエリアのダンスショーケースもあるのかな。まあ、これは2ndでも似たようなものが既にあったが。

 

それから、上述のようにハラジュクエリアのストーリー展開がどのように絡むのか。もちろん、ストーリーという意味ではカブキエリアも大いに関係してくるところではある。

 

そしてもう一つ、もしかすると、これがずっちゃんの銀華として最後のライブになるかもしれないということ。

つい最近、ずっちゃんが声優活動を休止することを発表した。ただ、これに伴い、既存の役をどうするかまでは、まだずっちゃん側からもコンテンツ側からも発表はなかったはず。

なので、可能性は色々あるが、まあ検討するだけ微妙か。

(1)既にやっている役だけは続投する

これだったら嬉しいけど、だったら発表の際にそう書くはずなので、薄そう

(2)未定

さすがに事務所が発表した段階で、作品側と話がまだついていないということはないと思うので、この可能性もたぶんない。

(3)3rdライブ終了後に降板をアナウンスする

まあ、これかなあという気がする。とはいえ、だったら、ずっちゃんと事務所も発表遅らせればよかったのでは、という気もするが

(4)次の人が決まってから降板をアナウンスする

まあ、この可能性もある。同時に発表するかはともかく。

しかし、それにしても、ずっちゃんは、銀華役としてだけでなく、既にDJとしても活動実績があったし、AZK名義で電音部への楽曲提供もやっていて、かなり電音部の要だったのでは、という気がする。

銀華役ということに限ったとしても、なかなか次やれる人は希少に思える。

イケボ女性声優枠というのは、まあある程度いると思うのだけど、銀華曲を歌える人となるとなあ……。アザブエリアとしてのバランスもあるし。

ずっちゃんが声優を辞めること自体については、ずっちゃんの自由であるし、僕は彼女のパーソナリティをインスタを通してくらいしか知らないけど、どの道を進んでも自分のキャリアを切り拓いていくんじゃないかなとは思う。なので、応援や納得の気持ちが強いけれども。